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2007年4月 1日 (日)

サクラガイ3種

070401 昨日の夜から再びの荒れ模様で、雨はあがったものの、海は今朝もまだ荒れていました。今日の南風は、季節が変ったことを告げるように南風らしい暖かさを感じました。

Hakofugu まだ、荒れている最中なので、打ち上げもほとんどありません。海の生き物も、この新しいハコフグと、昨日に引き続いて季節物のアカメフグくらいです。

Oomizunagidori これだけ荒れると、やはり水鳥には犠牲がでます。オオミズナギドリでしょうか?材木座正面の少し西に打ち上げられていました。見つけたときはカラスが突き始めたところだったのですが、滑川を往復して帰ってくると、かなり食べ進んでしまったようです。

Goku その滑川の往復でも、見つけたのはこの京劇の孫悟空の人形の顔と、刺し網用のウキが一つだけ、と少し寂しい感じです。

Tousei_2 ところが、やはり大潮ですね。引き始めるとグングンと潮が引いていきます。統制陶器を一つレジ袋に放り込んで和賀江島に向かうと、

Umitanago_2 潮が引いた後には、いろいろとおもしろいものが見つかりました。まずはかわいい大きさのウミタナゴ。

Ishigani_1 イシガニの甲羅も見つけました。

Kisewata_1 貝ではキセワタも二つ見つけました。

Odamaki2_1 岩の根元がモゴモゴと動くので、よく見てみると、贅沢にもオダマキを背負ったホンヤドカリです。

Karamatsu_1 岩といえば、やっぱり春ですね。石碑の下にはカラマツガイがタマゴをいくつも産み付けていました。このくらいに拡大してみると、先日のウミゾウメンと同じで、一見黄色いだけに見えるカラマツガイのタマゴも、黄色い生命体のツブツブがびっしりと入っているのが分かりますね。

Kabazakura さて、今日の貝ですが、潮が引いた後で和賀江島にサクラガイが3種、合弁で打ち上げられていたので、見分け方のご紹介をさせていただきます。まず材木座にいちばん多いカバザクラ。貝殻の後端に2本の白い縦線が入っています。カバザクラの「カバ」はオレンジ色のことで、オレンジ色の元祖カバザクラもよく打ち上げられています。

Sakuragai お次は正統派サクラガイ。カバザクラに比べると貝殻の後端が若干ふくらんで、少し四角形に近い印象でしょうか。この2つが見分けにくいですね。

Momonohana 最後にご紹介するのは、モモノハナガイ。またの名をエドザクラといいます。前記2種に比べると貝殻の後端が鋭角で、色も濃く、大きさも少し小さめです。

以前、葉山しおさい博物館の池田館長に、「通常はこの3種を総称してサクラガイといいます」と教えていただきました。もう一つ、オオモモノハナガイという貝がありますが、大きさが倍ほども違うので、この3種と間違えることはあまりないと思います。

Bakagai 海が荒れた後に潮が引いた和賀江島の近くには、バカガイが生きたまま何個も打ち上げられていました。持ち帰って、朝食にヌタにして食べました。なかなか美味でしたよ^^

Hayama_1 今日は、久し振りに葉山しおさい博物館にお邪魔して、池田先生と倉持さんにいろいろ見ていただきました。葉山も初夏を思わせる陽気でした。

Kamakura 貝の種類は増えませんでしたが、カニは新しいものを3種類同定していただきました。順次HPにUPしていきたいと思います。お楽しみに。

★拾った貝:合殻のカキツバタ、オオシイノミ、カモメガイ、チャイロキヌタ、メダカラ×3など。

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コメント

>バカガイを朝食のヌタにして・・・

これは、美味そうですね~
一時期の由比ガ浜、バカガイが大量に打ち上げられた事がありました。
最近、バカガイが減少した分、他の貝が増えて拾える種類も多くなったように感じますが、いかがでしょうか?

投稿: エビス | 2007年4月 1日 (日) 23時36分

z-77さんが、「いざという時は食しなさい」とお嬢様に話しているというマツバガイを、先日やっと試しに食べて(海食)来ました。
・・・と思ったら、バカガイを「当たり前のように」朝食に乗せているのですか?
う~んっ!やはり「達人の風情」を感じます。
「(鎌倉の)海の味 一覧」を紹介いただけませんか?
お願いしますm(__)m

投稿: まっちゃん4649 | 2007年4月 2日 (月) 06時27分

サクラガイの解説わかりやすくて良いですね。
本家サクラガイが意外に少ない。
見分けも微妙なのがありますね。
比率は。
カバ8.5:サクラ0.9:エド0.6程度の
確立でしょうか?
如何でしょうか、材木座様。
この3種の違いが、啓蒙できると素晴らしいですね。

投稿: luna | 2007年4月 2日 (月) 13時05分

エビスさん、昨日、池田先生に同じような話をしてみたのですが、池田先生によると今打ち上がっている貝は何年も前に死んだ貝だということです。
先日のバイの話もしてみたのですが、池田先生も倉持さんも、殻皮は砂に埋まっていれば、数十年なんて何の影響も無いまま保存される、それどころか十万年単位で大丈夫ではないかとのことでした。
貝の種類が増えているんじゃないかと、つい期待してしまうのですが・・・。

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 2日 (月) 20時59分

まっちゃん、私が材木座の貝で食べたことのあるのは、バカガイとサザエくらいのものです。
バカガイは、私が高校生の頃、千葉に住んでいて、父がmimi_daikonさんのホームグランドのすぐ近くの浜で、タライに3杯くらい採ってきて、1か月くらい食卓や弁当がバカガイ攻めにあったことがあり、以後20年くらいはトラウマでどうしても食べる気が起きなかったのですが(カボチャを食べない戦争経験者の方の気持ちがものすごくよく分かります)、最近やっと食べられるようになりました。
マツバガイやボウシュウボラなど、まっちゃんの行動力には心から頭が下がりますm(_ _)m

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 2日 (月) 21時05分

lunaさん、すご~い!
3種の比率は確かにそんな感じかも知れません。
カバザクラとサクラガイは季節的な変化もあるようで、晩秋から初冬にかけてはカバザクラがかなり目立ちます。特に樺色のカバザクラがもっとも多いのもこの頃でしょうか。春の息吹が感じられるようになる頃には、多少サクラガイが増えるような印象があります。

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 2日 (月) 21時11分

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