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2007年4月 2日 (月)

特別編・オウムガイの謎

Img_2837 昨日、葉山しおさい博物館を訪れたのは、実はもう一つ目的がありました。それがこれ、オウムガイです。これはれっきとした材木座産です。

でも私が拾ったのではなく、ご近所のNさんにいただいたものなのです。Nさんは、毎日ワンちゃんの散歩で材木座を歩いていらっしゃるのですが、昨年、材木座のちょうど真ん中あたりでこれが落ちていたのを見つけたということです。Nさんは、こんな貝が打ち上げられているのは見たことがないし、誰かが捨てていったものじゃないか、とおっしゃっていました。

お願いしてみたところ、Nさんから快くいただくことができたので、池田先生と倉持さんのお二人に見ていただくことにしました。

Img_2840_1 お二人のお話では、この模様はフィリピン産のものらしいとのことです。池田先生は、さらに模様の細かさがインドネシアのものに近いともおっしゃっていました。

オウムガイは、数年前まではまったく拾えなかったのですが、ここ2・3~4・5年くらい前から急に拾えるようになり、現在までに数個のオウムガイが拾われているのだそうです。

そして、不思議なことにそのすべてが葉山から鎌倉までの比較的人口が多い海岸に集中していて、潮の流れからすると最も打ち上げられて良いはずの、三浦半島南部からは拾ったという報告ありません。

さらに、拾われたオウムガイの模様を見ると、ことごとくフィリピン産と思われる模様なのだそうです。

はじめてコイツを手にした時、長い間、黒潮に揺られてきたにしては付着物もないし、表面がきれいだな、と思ったので、そのあたりのことを池田先生にぶつけてみました。

すると、表面の付着物は、砂に埋もれていると、きれいに削げ落ちてしまうことは良くあることだそうで、それが一昨日のような重機で掘り起こされて砂上にポコンと出てきたりすると、ちょうどこんな具合になるとか。

ただ、この貝は、殻口が割れたりするとお土産としての標本価値がなくなるということもあり、業者が大量に捨てたりした可能性も否定しきれず、なんともいえない、ということになりました。

池田先生が研究したいので少し貸しておいて貰えないだろうか、とおっしゃるので、そのままお預けして帰ってきました。

みなさんは、このオウムガイ、なぜ材木座に落ちていたと思いますか?

★オマケ

最近、私が400種以上にも及ぶ貝やあやしいガラクタたちをどうやって整理しているのかについて、興味をもたれている方がいらっしゃるようなので、参考までにご紹介します(恥ずかしいですが・・・^^;

Kai 貝は主に標本箱に入れて、レターケースに収納しています。

Kani ここには、カニなどもこんな風にしてしまってあります。

Ogata すこし大き目のものは、底の深いケースにいれてあります。

Img_2857 ここには、特にアヤシイものたちが結構しまわれていたりします。

どうですか、参考になったでしょうか?

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コメント

あー。。。参考になりました。
「カラスが色んなモノで巣を飾っている」ようなイメージを目指す私より、ずっとまじめなコレクターのような印象です。。。失礼しました!

投稿: エマ | 2007年4月 3日 (火) 16時45分

PS - オウムガイは去年の、何月何日に拾われたんですか?数人のHPを見れば、その時期、ほかの怪しいモノが材木座にあったかどうか、確認できますね。。。

投稿: エマ | 2007年4月 3日 (火) 19時29分

エマさん、「カラスが色んなもので巣を飾っている」なんてことはないじゃないですか。私はエマさんのような、部屋をデコレーションするセンスが無いので、こんな風にならざるを得ないのです。
オウムガイですが、Nさんは拾ったのは半年くらい前というようなことをおっしゃっていたのですが、私や娘の目に触れたのは1年くらい前だと思うのです。
そんな状態なので、残念ながらはっきりとした日にちまでは分からないのです。

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 3日 (火) 21時23分

オウムガイ、いいですね→(感想)『欲しい!』
微小貝の整理は→(感想)『わたしにはとても出来ない!』
「shell collector」への道は、雲の彼方の、空の彼方の、さらに天の彼方に思えます!?
「shell好き」程度から抜け出せそうにありません(><);
と言うことで・・・
→「z-77さん応援隊」(仮称)の一員として、今後も頑張ることにしよ~っと♪

投稿: まっちゃん4649 | 2007年4月 3日 (火) 23時32分

漂着したてのころは、海藻やエボシガイが付着しひどい状態でも、砂に埋もれ分解されてきれいになることありますね。
ウキウキの鈴木さんが鳴門で拾われたオウムガイもそんな状態でした。

写真のオウムガイ、状態がよいですね。漂流の時間にもよるのですが、もっと白っぽい風化の進んだやつも多いですよ。

投稿: Shige | 2007年4月 4日 (水) 16時14分

まっちゃん、その道はね、(私は途中までしか落ちていませんが!)以外と進みやすいです。
初めは、Digital Ojisan の貝の写真を見て、「私も貝を少し飾ってみたら、ナイスでしょう」と思いました。。。それから、その Digital Ojisan から、ある団体の「磯観察会」へのお誘いで、つるぴかタカラガイの魅力にほんのわずか、目が覚めました。。。それから、(また Digital Ojisan から!)大きくて珍しい貝を一つ、いただきました、「もう少し集めたら楽しいでしょう。。。」と思いました。。。それから。。。あー、もう、疲れっちゃった、こんなに長く書いてしまった。。。!まー、ようするに、Digital Ojisan などのコレクターに、十分、注意しましょう。。。(笑)

投稿: エマ | 2007年4月 4日 (水) 20時28分

まっちゃん、私はshell collectorになろうと思っていたわけではないのです(それは今も変らないのですが)。
継続は力なりといいますが、私の場合は、たまたま結果がついてきた、というところかと思います。
でも一般のコレクターの方からすると、私の持っている貝はすべて打ち上げ採取なので、価値はかなり低くなるようです。
もっとも私の興味は「貝」そのものよりも「材木座の貝」にウエイトがかかっているので、自己満足ではありますがそれで良いと思っています^^
まっちゃんの応援を胸に、これからも頑張りますですm(_ _)m

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 4日 (水) 21時31分

shigeさん、やはりこちらでは少なくても、西の方ではそれなりに打ちあがっているのでしょうね。
池田先生のお話では、オウムガイは模様を見ると産地が特定できるそうです。
西の方に打ちあがるオウムガイの模様、どんな感じなのでしょうね。見てみたいなぁ。

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 4日 (水) 21時36分

エマさんは、Digital Ojisanのおかげで、shell collectorの道に足を半分くらい踏み入れてくれている、ということですね^^
私としては、せいぜいDigital Ojisanを応援させていただくことにしようっと^^

投稿: zaimokuza77 | 2007年4月 4日 (水) 21時38分

みなさんそれぞれの道があってもいいと思います。
私も、決してShell c・・・ではないかもです。
ただ、「好きだ」と言うことに偽りはありません。
それ以外も好きなモノは、好きなのですからね。

皆様の楽しい道程を、眺めています!

よろしくお願いしますね。

投稿: luna | 2007年4月 6日 (金) 22時26分

lunaさんのいうとおりですね。いろいろな人がいて、それぞれに好きなものが違うから、ビーチコーミングにも厚みが生まれるのだと思います。
私自身も、皆さんと知り合うことがなければ、これだけ色々なものを拾おうとは決して思わなかったでしょう。
そう考えると、人と人との出会いというのも、実に不思議なものです。

投稿: Zaimokuza77 | 2007年4月 7日 (土) 05時30分

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