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2007年5月30日 (水)

特別編・銀化ビンのことなど。

Img_0216 銀化ビンの話は、山田海人さんが、そのメカニズムもふくめて色々なところで紹介していらっしゃいます。以前shigeさんが、バックに黒い布を使うと、銀化の色が写りやすいとアドバイスしてくださったので、スタジオ用具の専門店で購入してみました。その成果の公開も含めて、あえて今回は銀化ビンのマイ・コレクションの一部をご紹介します。

Img_0222_1 山田さんのお話では、口の狭いビンの方が銀化しやすいとのことで、それほど古くはないと思われる、こんなペ○シコーラのビンも銀化し始めているし、

Img_0202_2 口が広い牛乳瓶だって銀化させてしまう海の力はすごいですね。

Img_0211 例のコバルトブルーのビンも、しっかり銀化しています。

Img_0208 「銀化」と一口にいっても、色々な色が出てくるものですね。このビンは、赤っぽくなっていますが、

Img_0213 こちらは、緑色っぽくなっています。まるで、ルビーやエメラルドといった趣さえ感じます。

Img_0198_1 これは青っぽいですね。ちなみに○に栄と入ったこのビンは、アンティーク・ボトルとして、現在ヤフオクで4,800円で出品されています。銀化は更なる付加価値となりうるのでしょうか?

Img_0218 Img_0219

Img_0220

同じ形のビンを3つ拾ったところ、それぞれが銀化の過程を現しているようで面白いので、並べてみました。

左がまだ銀化前、真ん中が銀化中、右が銀化後といった感じですね^^

Img_0200 さて、先日mimi_daikonさんのところで少し触れましたが、以前、家族3人でビーチコーミングをしていたときに、ウチの奥様が、古い三ツ矢サイダーのビンを拾いました。

Img_0201全体的にかなり銀化していて、中に栓になっていたらしいコルクが入っています。三つの矢のエンボスが嬉しいですね。多分1949年に、三ツ矢サイダーの製造元だった大日本麦酒株式会社が朝日麦酒株式会社と日本麦酒株式会社に分割されたころのものではないかと思うのですが、何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示くださいm(_ _)m

★お知らせ:6月1日から2日にかけて鎌倉を留守にします。ブログもお休みさせていただきますので、申し訳ありませんが、あらかじめご了承ください。

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2007年5月27日 (日)

ハナガイ

070527 穏やかな朝です。今日は生活クラブ生協のビーチコーミングのお手伝いをすることになっているので(詳しくはまっちゃんのブログをご覧ください)宝物は拾わずにおこうと思いつつあるき始めます。

Img_0136 すぐに目に入ったのがヨツカドヒラフジツボ。これは、きっと宝物のうちには入らないだろうと、拾ってしまいました。このフジツボ、結構好きなんです。

Kankoku 今日も見つけた外国からのゴミ。去年はほとんど見なかったのに。黒潮の流れも影響しているのでしょうが、外国ゴミ自体も増えているのかもしれません。

Shiboridakara 今日はお客様たちに影響がないと思われる微小貝を中心にして、良いものはできるだけ拾わないでおこうとは思ったのですが、シボリダカラを見つけてしまったんです。という訳で、ごめんないさいm(_ _)m拾っちゃいました。

Img_0157 良心の呵責にさいなまれながら和賀江島に向かいます。すると、敏感な頭にあたるものが・・・。なんだろうと見ると、ピンク色に染まったハコネウツギの花でした。

Img_0153 石碑の近くで待ち構えていたのは、スガイを宿貝にしたイソヨコバサミ君。ご挨拶をして、早速しゃがみこんで微小貝を探しました。

Img_0160 潮の具合も波の具合も良かったので、写真のオダマキをはじめ、カイコガイダマシ、ミミズガイ、ザクロガイ、サンショウガイ、カワザンショウ、セキモリ、マメウラシマetc。そしてコシイノミガイはたくさん。マメウニも1つ見つけました。

Img_0163_1 一旦引き上げようと歩き始めたら、オオバノコギリモクにコウイカの大きなタマゴが 絡み付いていました。

Ensui2 そこで、今日は海藻の根っこを少しみてみようかな、と思います。まず、これがオオバノコギリモクの根っこ。円錐状をしているので円錐状根というそうです。

Ensui 海岸には、よくこんな具合に真っ黒になったものも転がっていたりしますね。

Seni 対照的なのがこの「繊維状根」。写真はカジメのものですが、よく似たアラメも同じような繊維状の根っこをしています。

Banjo これは、盤状根というものだと思います。こんな具合に茎がすっぽ抜けて穴が開いた状態で転がっているのを時々見かけます。ホンダワラ科のエンドウモクや、ウミトラノオなどはこのタイプだそうです。この他に仮盤状根というのもあるとか。

一口に海藻といいますが、厳しい荒波にも耐えられるように、根っこ一つとっても様々な工夫をしているんだなあ、と思います。

Hon_2 こんな話が載っているのが「相模湾の海藻」(松浦正郎/著、夢工房)という本です。2年ほど前、神田神保町・すずらん通りにある地方小出版社の本を取り揃えていることで有名な「書肆(しょし)アクセス」という書店で見付けました。相模湾の海藻を専門に扱う本なんて、珍しいですよね^^この書店は、神保町に行く度に必ず寄ってしまいます。

Hanagai さて、今日の貝ですが、一旦引き上げた後、ビーチコーミングのお手伝いの集合場所、滑川河口で見つけたハナガイです。逗子ではもっと拾いやすいようですが、材木座で見つけたのはこれて2つ目の貴重品です。

0705272 所用があって、予定時間の半分ほどしかお手伝いできませんでしたが、参加された皆さんが、良いものを拾えているといいのですが・・・。

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2007年5月26日 (土)

ミルクイ

070526 午後からかなり風が出てきましたが、朝のうちは穏やかな良い天気でした。波は少しありますが、昨日多少荒れた名残りといった程度です。

Reishi こういう日は、ツメタガイの生貝などが目立ちます。今日はそれに加えて、レイシガイの生貝もいくつか。磯に棲む貝だけあって、こんなふうにアオサを身にまとったり、フジツボをつけたりして転がっています。

Tosei 歩き始めると、すぐに池さん(イケ坊のフォトギャラリー参照)にお目にかかました。今年は鳥の打ち上げが少ないというお話を伺っていると、MAKOTOさんも登場です。

Megusuri_1 しばらくの間 MAKOTOさんと歩きながら、統制陶器や目薬のビン、青磁片などを拾いました。こういう物をMAKOTOさんより先に拾えたのは、奇跡というより、それだけ打ち上げが豊富だったということでしょう^^

Dokomodake Taishokun 

和賀江島に近づくと、こんなキャラクター物もありました。ドコモダケと、とっとこハム太郎に登場するタイショウくん(娘に教えてもらいました)です。

Onisazae_1 貝も、ツメタガイやレイシガイだけでなく、いろいろとありました。中にはこんなに状態のいいオニサザエもあったし、

Sazae_2 元気なサザエも。もちろん持ち帰って、朝ごはんにつぼ焼きにしていただきました。コリコリしこしこでおいしかった~^^

Hyouchan_5 和賀江島の近くで見つけた完品ひょうちゃん。先日シウマイについてきたものには、このタイプで目のまわりに隈取りがありました。

Dairen 折り返して滑川に向かい、浜の中ほどまで進むと、外国からのゴミもチラホラ。大連宝純青水科技有限公司とあるので、中国製の台所洗剤のようです。

Mizu 今年は黒潮の流れが近いのか、やたら外国製品が目立つような気がします。これは韓国製の水のペットボトル。他にも同じく韓国のス○ライトと思われるペットボトルも。

Mirukui そして滑川を折り返して見つけたのが今日の貝、ミルクイです。漢字で書くと海松喰と書きます。海松は20日(日)のバイのところでもご紹介した海藻「ミル」のことです。浅い海に住む貝で、ミルをつけたりしているところから「ミルを喰う」貝ということで名づけられたといわれているようです。

Hamadaikon_3 そろそろハマダイコンの花も終わりに近づいてきたようですが、中にはこんなに鮮やかないろの花もありました。ハコネウツギも色づいてはきましたが、赤くなるにはもう少し時間が必要といった感じです。

★拾った貝:ウスユキミノガイ、ベンケイガイ合弁(3㎝強の赤ちゃんですが^^)、キンチャクガイ、マツカゼガイ、アマオブネ、コガモガイ、ウスハマグリなど。

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2007年5月22日 (火)

特別編・いなげの浜にトウキョウホタテを見た!

Inagenohama 先日、千葉市にある人工の砂浜「いなげの浜」に行ってきました。20年ほど前まで近くに住んでいて、この辺りから幕張の辺りまでは、毎週休みの度に歩き回っていました。

Img_0450 この写真の辺りでは、しょっちゅう釣りをしたりしていましたが、砂浜を歩いても、当時は今ほど貝に興味を持っておらず、貝の名前も知らなかったので、バカガイやシオフキ、アサリ、マテガイくらいしか記憶にありません。

Img_0429 この近くを訪れた目的は他にあったので、あまり時間は取れませんが、どんな貝が打ち上げられているのか、少しワクワクしながら、浜に向かいました。

Img_0460 初夏を思わせる陽気の中、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ツルナ、コマツヨイグサなど色とりどりの花が迎えてくれました。

Img_0410 砂浜を歩き始めると、海が荒れた後だけあって、アマモやウミトラノオ、ヒジキなどの海草・海藻が落ちています。この海岸は埋め立てたものなので、確か数十m.、あるいはもう少し先から、いきなり鉄板が埋められていて、そこから先は崖のように深くなっていたはずです。だとすると、ここにアマモなどが生える余地は無いはずなので、きっとどこかの浜から流されてきたのでしょう。

Img_0423 生き物も随分打ち上げられていました。こんな特大のヒトデや、コウイカ、クモガニ類、ミズクラゲ、アカクラゲ、たくさんの砂ぢゃわん。そしてこちらの浜では相変らずお馴染みらしいボラも数匹転がっています。

Img_0467_1 ざっと海岸を見渡しながら、貝殻を拾い始めると、サクラガイを発見。いつもと違った場所で、いつも見慣れている貝に出会うと、なんとなくホッとしますね^^

Img_0026 そして拾った貝がこちら。左上から時計回りに、ツキガイモドキ、バカガイ、マテガイ、ムラサキイガイ、ミドリイガイ、ウネナシトマヤガイ(?)、シマメノウフネガイ、アサリ、シオフキ。ほかにサルボウやイタヤガイなども拾いました。

Honbinosu もう一つ拾ったのがこちら。私にとってはまったく見たことがない貝でした。いつものように葉山しおさい博物館の池田館長に伺うと、これが最近東京湾で勢力を伸ばしている外来種のホンビノスガイとのこと。

Binosu さて、この浜は面白ことに、なぜかホンビノスだけではなく、ビノスガイも拾えてしまうのです。ビノスガイは東北地方以北に住む貝。普通に考えると東京湾で拾える貝ではありません。

Ezotamaki ビノスガイだけではありません。池田先生によると、これはエゾタマキガイ。千島列島南部から能登半島、朝鮮半島に分布する貝です。どうですか?貝の好きな方は、一体どうなっているのかと混乱してきたのでは?

Kaseki 実は、これらは現世の貝ではありません。10万年~20万年前の化石が、こんな具合に転がっているのが「いなげの浜」なのです。

Ohkirara_3 いなげの浜を埋め立てるのに「成田層」の土砂を使ったものか、あるいはサンドポンプでくみ上げた際に掘り出されたものかは分かりません(写真はオオキララガイ)。

Ohnogai でも、面白いように化石の貝がゴロゴロと転がっていて、いくらでも拾うことができます(写真はオオノガイ)。

Saera そういう話が書いてあったのが、この「貝殻の採集と観察」(さ・え・ら書房、馬場勝良/著)。子ども向けの本ですが、以前にこの本を読んでから、ずっと気になっていた「いなげの浜」。今回は拾えませんでしたが、ほかにもヌマコダキガイなどの寒流系の貝が拾えるようです。

Tokyohotate 最後に拾ったのがこれ。破片ですがトウキョウホタテのように思えたので、持ち帰って池田先生に見ていただきました。答はやはりトウキョウホタテ。今では完全に絶滅し、化石以外で拾うことはできない貝です。こういう貝が拾えるというのは、実に面白い海岸ですね^^先ほどのサルボウやイタヤガイも化石だと思われるし、同じく化石と思われる特大のアカニシなども転がっていました。

どうですか、今度の休日、いなげの浜で貝の化石採取も面白いかもしれません^^

 

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2007年5月20日 (日)

バイ

070620 昨日とは打って変わって穏やかな朝です。昨日の風がもたらした海藻類が、砂浜を覆うように打ち上げられています。

Amefurashi_2 海藻の中をよく見ると、アメフラシの殻もいくつか見えるし、

Img_0483 カツオノエボシも2~3個ありました。でもカツオノエボシも昨日ほどではありません。

Img_0511 そのかわり多かったのがオレンジ浮き。太陽浮標・ブランド品ですね^^

Img_0497 もうひとつ多かったのが、困った漂着物の代表格、レジンペレット。普段材木座ではそれほど見かけないのですが、とにかく今日は多かったです。

Img_0500 困った漂着物の代表格といえば、使い捨てライターも外せませんが、中にはこんなライターも。阿藤海さんがみたら「なんだかな~」といいそうですね^^

Img_0507 さて、そんな今日の貝は「バイ」です。相模湾では消滅が確認されていて、なかなかきれいな状態のバイを拾うことはできません。こんなツルピカは珍しい部類に入ります。

Imgp0158 今日は昼に潮がいちばん引くので、お昼にもう一度海に出てみました。もう、コウイカのタマゴが打ち上げられていました。

Imgp0159 和賀江島に向かう途中で見つけたのがこれ、コガネウロコムシというゴカイの仲間です。材木座でコイツを見つけたのは2回目です。本来は50m.以深にすむゴカイらしく、そんなに簡単にお目にかかれる種類ではありません。

Imgp0161 お腹の側はこんな感じです。少し気味がわるいと思う方もいらっしゃるでしょうが、以前教えていただいた話によると、これでもリンネが命名した学名には、美の女神、アフロディーテが使われています。

Chigyo 和賀江島で見つけた稚魚。ウナギかなにかのような感じですが、何でしょう?ご存知の方、ぜひご教示ください。

Milu_1 和賀江島ではミルを見つけました。好きな海藻の一つなので、嬉しくて載せてしまいました^^

ところで、先日まっちゃんが触れていたとおり、滑川側に重機が入っていたのですが、材木座海岸の滑川側がきれいに均されてしまいました。

実は、「ハマヒルガオ」はあまり見ないというようなことを書いてしまってから、自分の視野の狭さを深く反省して、材木座の植物にも気を配るようにしようと思っていたのですが、その矢先でした。

重機がえぐっていった辺りには、ハマヒルガオをはじめ、ハマダイコン、ツルナ、コウボウシバなどの海浜植物をはじめ、コマツヨイグサ、アカバナユウゲショウなどもかわいい花を咲かせてくれていたんです。

ちょっと悲しいので、それらを含め、「材木座の草花など」として本体である「材木座海産貝類」にアップしましたので、よろしければご覧ください。こちらも、季節を追って花を追加していきたいと考えていますm(_ _)m

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2007年5月19日 (土)

オオヘビガイ

070519 朝5時少し前です。今日は一日出かけてしまうので、満潮を承知で浜に出てみたら、かなり風が強く荒れ模様でした。豆腐川河口の護岸壁に波が当たって砕けています。

Img_0275 南風でかなり海藻が寄せられています。細かく見てみると、いつものメンバーではありますが、主役のアカモクに、オオバモク、オオバノコギリモク、ヒジキ、ウミトラノオなども見えます。

Img_0289 こんなときは決まってプラスチック系のゴミが多くなりますが、コイツは何だかすこし怪しいように思ってひっくり返してみたら、

Img_0288ハングルがびっしり書かれていました。やっぱりです^^このエボシガイのつき方はタダモノではないと思いました。三多水というミズのペットボトルのようです。

Img_0324 今年は外国からの漂着物が目立ちます。こういう日にプラスチックゴミと並んで多い牛乳パック。なにやらキャラクターからエスニックの香りがすると思い、ひっくり返してみると

Img_0327 タイの豆乳のパックでした。タイからの漂着物を見つけたのは初めてです。先日もベトナムからのものを見つけたし、何か変ったものがあるかな、と思ったところ・・・

Img_0313 シナアブラギリのタネを見つけました!ものすご~~~く嬉しい^^なんといっても南方からのタネの漂着は、ロマンを感じさせてくれます。

Img_0361 生き物系では、先週に引き続いてカツオノエボシが目立ちました。数は先週ほどではないのですが、かなり大きなものが多く、これは本日最大のものです。

Img_0356 先週はスカでしたが、今日はちゃんとアタリがありました。アサガオガイです^^ルリガイを久し振りに拾ってみたいとは思いますが、贅沢はいえません。なにしろ満潮で、貝はほとんど打ち上げられていませんでしたから。

Img_0338 そんな訳なので、今日の貝はこちら、オオヘビガイになりました。オオヘビガイは潮の引いているときに和賀江島の中ほどに行くと、簡単に生貝を見つけることができます。

Img_0379 和賀江島の近くでは、ハコネウツギの白い花が少しずつ色づき始めています。来週あたりは、だいぶ赤く染まっているかもしれませんね。

★拾った貝:チョウセンハマグリ

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2007年5月13日 (日)

ヒメシラトリ

070513 浜に出ようとしたら、かなり強い風のため砂が目に飛び込んできて、目を開けていられないほどでした。目を開けてみると、不思議な姿の富士山がぽっかり浮かんでいました。

Naminohana 波の花が風にあおられて、プルプルと浜をあがっていきます。こんな日は、残念ながらあまり貝を拾うことはできません。

Tobera 和賀江島の近くでは今トベラが満開で、昨日は和賀江島に近づくとトベラの花の香りに周辺が包まれていたのですが、この風ではトベラの香りも吹き飛んでしまいます。

Ibonishi 今日は和賀江島の清掃奉仕活動が予定されていますが、この風では実施が危ぶまれるかな?と思いながら歩いていると、イボニシのタマゴが吹き飛ばされてきました。

Eboshi1 昨日に引き続いての南風ということで、浜にはカツオノエボシが点々と打ち上げられています。あまりにも多いので試しに数えていってみると・・・

Eboshi2 和賀江島から滑川までの間に47個ものカツオノエボシが打ち上げられています。写真を撮っていたら、広島から来たというご家族連れが、うっかり触りそうになったので、大きな声を出してしまいました。

Eboshi3 万が一、救急車でも呼ぶことになったら大変ですからね。

Kanmuri1 カツオノエボシにくらべると、見る機会の少ないカツオノカンムリも時々目に入ってきます。こちらも数えてみたら・・・ 6個も見つかりました。

Kanmuri2_1 カツオノカンムリがこんなに打ちあがるのは、とても珍しいことです。でも、これらをエサとしているルリガイやアサガオガイは一つも見つかりませんでした。

Himeshiratori_1 その代わりに見つけた今日の貝はこちら、ヒメシラトリ。殻頂がうっすらとオレンジ色に染まる可憐な貝です。 材木座では、毎日という訳ではありませんが、時々見つけることができます。

Touseitouki 貝はあまりなかったものの、貝以外ではいろいろ面白いものもありました。まずは統制陶器。またまた岐阜のものです。少し見にくいですが「岐406」と書いてあります。

Hyouchan_3 割れてしまっているのが残念ですが、ひょうちゃん。この図柄は初めてです。電車をひっぱっているようですが、江ノ電でしょうか。

Tako このかわいいタコを見つけたところで一旦引き上げて、朝食を取った後、10時からの和賀江島の清掃奉仕活動に奥様と二人で向かいました。

Img_0235 風が強かったので中止になるのでは、と心配していましたが、風も朝ほどではなく、無事実施のようです。

Img_0237 「和賀江島は世界遺産登録を目指す鎌倉のコアの一つです。大切に」という石渡鎌倉市長のご挨拶の後、燃えるゴミと燃えないゴミに分別しながらゴミを拾いました。

Img_0238 石渡市長も自ら先頭にたって、和賀江島清掃奉仕活動に取り組んでいらっしゃいました。

Img_0240 和賀江島は、歴史的に重要な遺産であるとともに、生物学的にも貴重な財産です。大切にしていきたいものですね。

★他に拾ったもの:青磁片×4

◎オマケ:今朝の朝日新聞の書評欄に、葉山しおさい博物館館長、池田先生の最新刊「タカラガイ・ブック」が出ています。興味のある方はご覧ください。

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2007年5月12日 (土)

テンガイ

070512_1 昨日の強風が空気をスッキリさせてくれたようで、うっすらと富士山が見えます。一夜明けて、穏やかな朝になりました。

0705122 浜に出るとすぐ、以前オウムガイをくれたご近所のNさんに会いました。N さんによると、昨日のほうが打ち上げが多かったとか。でも、今日もなかなかのものです。

Kusafugu 昨日の名残があちこちに落ちています。クサフグも、干からび方からすると、昨日のものでしょう。そういえばクサフグは、先週和賀江島に産卵に入ったらしく、かなりの数が跳ねていました。

Sarubou クサフグの近くには、サルボウが口をあけて転がっていました。身が干からびているので、やはり昨日打ち上げられたもののようです。

Uki_1 ふと見れば、フロートが転がっています。アサガオガイかな、とも思ったのですが、かなり大きいのでルリガイのものかも知れません。探してみたものの、本体の貝は見つかりませんでした。

Hoshimanjugani カニも多かったです。常連のスベスベマンジュウガニはもちろん、キンセンガニもかなり見かけました。写真はヘリトリマンジュウガニです。

Tsume 少し離れたところには、同じ個体のものと思われるツメが落ちていました。そういえば、以前にもヒシガニで同じようなことがありました。

Ebishigai 風格の漂う電球というべきか、ど根性エボシガイというべきか・・・^^

Juzuedakarina 風格が漂うというなら、このジュズエダカリナも相当です。ヒドロ虫も海藻も複数種を住まわせて、まとめて面倒見ています。

Bulldog 陶製のワンちゃんや、シウマイ皿をゲットしつつ、滑川河口まで行くと、

Katsuonoeboshi_2 小さいけれどカツオノエボシが打ち上げられていました。さっきのフロートも納得ですが、やはりこの時期に海に入る場合は要注意ですね。

Tengai さて、今日の貝はというとテンガイです。漢字で書くと「天蓋」。時代劇に出てくる虚無僧が被っている笠のことですね。地味な貝ではありますが、材木座では、あまり多くはありません。久し振りに見つけました。

Einorannou エイの卵のうも打ち上げられていたし、

Aosujiageha_1 アオスジアゲハも見かけたし、材木座には早くも初夏のムードが漂っていました。

★拾った貝:ヒメアサリ、ウズイチモンジ、ロウソクツノガイ、オオシイノミガイ、マメウラシマ、キリオレガイ、ナデシコガイ、シワホラダマシ、コオロギガイ、ナツメモドキ(幼貝)、ナシジダカラ(若干破損あり)、ベッコウイモ(破損個体+かけら)、サンショウガイ×3、イソマイマイ×4、コシイノミガイ×6、チャイロキヌタ×8、メダカラ×19、イトカケガイ科若干など。

★他に拾ったもの:キサンゴの仲間、マメウニ、青磁片×5など。

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2007年5月 6日 (日)

アラレタマキビ

070506 雨が降り続いています。昨日の午後も風が強くなりましたが、今朝は少し強めの風が時折吹く程度で、波もそれほど高くはありません。

Mizukurage1_1 浜には点々とミズクラゲが打ち上がり、ところどころにアカクラゲが混じっています。カツオノエボシも2つ見つけました。

Mizukurage 鉢クラゲの類は、ほとんどがお椀を伏せた形で打ち上がりますが、今日は海が荒れたせいか、ひっくり帰っているものもいくつか見られました。ミズクラゲは俗称「よつめ」というそうですが、四つの目に見えるのは実は胃とのこと。食べた食べ物の色がそのまま透けて見えますね。

Katsuonoeboshi_1 色といえば、カツオノエボシやカツオノカンムリ、ギンカクラゲなどの「青」は、海面で生活するにあたり、空からの捕食者である鳥の目をごまかすためだそうです。

Akakurage_6 別名を「連隊旗クラゲ」ともいうアカクラゲ。この模様の意味は良く分かっていないそうです。でも共生する小さな魚たちへの目印ではないかと。。。

Hon_1 こんな興味深い話がたくさん載っているのが、昨日少し触れたこの「クラゲのふしぎ」。いゃー、面白い本でした^^他にも「地球上に生息する生き物として、生態系の中でクラゲが担っている役割は何なのか」とか、「不老不死のクラゲが存在する」とか、あんまり面白いので一気に読んでしまいました。超オススメです。

Shimaumisuzume2 ところで、このところの黒潮はクラゲやアサガオガイ以外にも珍しい魚を運んでくれました。ハコフグなどのなかま、シマウミスズメです。コンゴウフグはたまに見かけますが、私はシマウミスズメをみたのは始めてです。

Uki 「山東」、○に發の字が入った中国からのウキも漂着しています。ゴミとは違うので、持って帰ることにしました。他にオレンジウキも一つ拾いました。

Arakaruto 時間をずらして雨の中、少しだけ浜に出てみると、良い具合に潮が引いて微小貝が打ち上げられていました。手の届く範囲だけで、セキモリ、オダマキ、ワスレガイ、ブドウガイ、コシイノミガイなど。クモヒトデの腕やマメウニもいます。

Nokogiriuni 少し場所を変えてみると、ノコギリウニのトゲも見つかりました。ノコギリウニはめったに打ちあがることはありませんが、トゲはこうしてたまに見つかります。

Araretamakibi1 さて今日の貝ですが、この連休中に見つけたアラレタマキビのコロニーをご紹介しましょう。 材木座海岸の中でアラレタマキビが棲んでいる場所は、今まで1か所しか見つけていなかったのですが、ここにはかなりの数のアラレタマキビがいました。

Araretamakibi2_2 今までの場所は日陰だったのですが、今回見つけた場所は日当りが良いのです。この夏は、念願であるアラレタマキビの逆立ちを見ることができるかも!?楽しみです^^

それから昨日のウミウシですが、葉山しおさい博物館の池田先生によれば、やはりサガミミノウミウシだそうです。近々本体の「材木座海産貝類」の方にもアップしたいと思います。

061119 ★今日予定されていた「ビーチクリーンアップ作戦」は、残念ながら雨で中止になったようです。でも来週13日(日)は、我が「材木座自治連合会」主催で、午前10時から和賀江島の保全清掃奉仕活動が行われます。

Img_0468 この清掃奉仕活動は、材木座商店街連合会が1977年から行ってきたもので、私もよく一家で参加していました。同連合会が会員の減少により4月に惜しくも解散となったため、その意思を継いで材木座自治連合会が、鎌倉マリンスポーツ連盟の全面的協力の下、実施することになったものだそうです。

Kosagi_2 雨や強風の場合は中止だそうです。皆さん、ぜひご参加くださいm(_ _)m

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2007年5月 5日 (土)

ウミフクロウ

070505 昨日の午後からの風は、今朝も少し影響が残っていました。天気は良いのですが、波が少し高めで、潮が飛んでいるのか遠くがぼんやりと霞んで見えます。

Taiwan_1 外国からのお客様は今日も登場です。これは「台北」の公司、台湾からですね。

China_2 こっちは中国。ご存知「可口可楽」公司製です。

Katsuonoeboshi 5月にこういう風が吹くと、当然こういう物が漂着するわけですね~、カツオノエボシ。いくつも打ちあがっていました。これが本日最大のもの。このカツオノエボシのおかげで、今朝、日本野鳥の会の会員、池さん(詳しくはこちらの「イケ坊のフォトギャラリー」をご覧ください)とお知り合いになることができました。また、浜を歩く楽しみが増えました^^

Img_0145 カツオノエボシばかりではなく、久し振りにカツオノカンムリも見つけました。去年は見つけなかったので、2年ぶりになります。

Img_0122 ちなみにカツオノエボシの触手を伸ばしてみると、こんなに長いんですね。ピンセットはいつもの30㎝。これで、コブラの75%もの強毒を持っているので、磯遊びの時は要注意です。とはいえ、嫌なことばかりではありません。

Img_0133 カツオノエボシやカツオノカンムリが打ちあがるということは、それを餌として食べているものも打ちあがったりするわけですね^^

Img_0134 というわけで、アサガオガイ。立派なフロートもしっかりとついたままです。殻径17.75㎜。

Mizunagidori 池さんに教えていただいたミズナギドリの死体をチェックして、ご挨拶をして一旦引き上げました。

1umifukurou 潮の引くのを待って今日も和賀江島に出てみると、ウミウシの仲間「ウミフクロウ」を見つけました。10㎝程度。プヨプヨしていて可愛いんです^^

という訳で、今日の貝は「ウミフクロウ」となりました。

Minoumoushi でも、実はもうひとつ、こんな写真もあるんです。この2匹並んでいるウミウシ君。たぶんサガミミノウミウシだと思うんですけど、ちょっと自信がないので池田先生に見ていただくことにします。

★拾った貝:アズマニシキ、クシケガイ

本日の参考図書:「クラゲのふしぎ」ジェーフィッシュ/著、技術評論社

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2007年5月 4日 (金)

アマオブネ

070504 昨日に引き続き穏やかな海で、春霞というのか、遠くが薄ぼんやりとしています。所用があるので、あまり時間がありません。

0705042 気づかなかったのですが、夕べは海が少し荒れたのでしょうか。浜には海藻や漂着物が結構打ち上げられていました。

Nebarimo_2 海藻といえば、写真のネバリモがこのところ目立ちます。見ないときは、まったく見かけないのですが、季節によっても変化があるのでしょうか、少し注意してみようかな。

Akaei_1 魚もいろいろと打ち上げられていました。写真のアカエイをはじめ、アカメフグ、ボラなど。痛んで正体の分からなくなった魚も見受けられます。

Naginatahozuki アカニシのタマゴ、ナギナタホウズキも見つけました。今年初物なので、なんとなく嬉しい^^

Sakura 生き物以外では、こんなビーチグラス。桜の花びら模様がついています。私は普段ビーチグラスは拾わないのですが、ちょっと面白いので拾ってみました。

Sosu 同じくSAUCEの文字に惹かれてしまい、ビンの底も拾ってしまいました^^

Img_0055 荒れた海のお楽しみ、外国からのお客様もしっかりいましたよ^^今回のお客様は「中国」からの牛乳パック・エボシガイ付き。北京オリンピック協賛商品のようです。

Umishiba さて、今日のようにアカモクなどの海藻が大量に打ち上げられたとき、少し面白いものを見ることができます。打ち上げられた海藻を引っ張りまわしてみると・・・

Warekara カマキリに似たような生き物が出てくることがあります。あまり良い写真でなくて恐縮ですが、赤い丸で囲んだ部分です。

Warekara1 手のひらに乗せてみると、大きさもよくわかりますね。甲殻類のワレカラといいます。もし、一匹見つけたら、注意するときっとウジャウジャと見つかります。

Warekara2 今日見つけたワレカラには、赤い丸のところにトゲがついています。このトゲが目印の「トゲワレカラ」という種類です。たまには、海藻もじっくりと見てみると、もっと面白いものが見つかるかもしれませんね。

Amaobune ということで、今日の貝ですが「アマオブネ」です。材木座ではそれほど珍しい貝ではありません。昨日も和賀江島で生貝を見つけていますが、この個体は、ウネの具合と黒白のコントラストの具合が妙に気にいってしまいました。

Hakuji 滑川まで行った帰り道、白磁(ですよね?)を見つけてしまいました。これも、ものすごく嬉しい^^

★拾った貝:キヌタアゲマキ、ベンケイガイ

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2007年5月 3日 (木)

フレリトゲアメフラシ

070503 穏やかな海ながら、早朝からサーファーで賑わっています。ゴールデンウィークも後半に入って、行楽にふさわしい天候の朝です。

Img_3738 昨日・一昨日と少し天候が荒れたせいか、季節はずれのハリセンボンや

Kamakiri カマキリの巣、そしてミズナギドリかな?と思われる鳥も打ち上げられていました。

Img_3753_1 また、貝では打ち上げにしては珍しくきれいなハナビラダカラや、

Onisazae こんなに小さくてかわいいオニサザエなども落ちていたし、

Img_3734_1 30㎝ピンセットの倍ほどもある大きなタコなども打ち上げられていたので、そんな話を書こうと思っていたんです。

Imgp0003 ところが、一度家に帰り、潮の引くのを待って賑わう和賀江島に行ってみたら、もうそれどころではなくなってしまいました。

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Imgp0007 マダコです^^タコはやっぱり生きているほうがいいですね^^

Febisugai 早朝3時間、昼前後に1時間半。明日は出かけてしまうので、今日のうちに海三昧と思ったのですが、その甲斐がありました。和賀江島はやはり生き物の宝庫ですね(写真はベニボヤにくっつくエビスガイです)。

そして、今日紹介する貝は・・・こちら!

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フレリトゲアメフラシです!!

といっても、最初に見つけたのは、私ではなく、そばにいた小さな男の子。

打ち上げられたものを見たことはありますが、こうして実際にアオサを食べているのを目にすると、感激しますね~!実にかわいい!!

Imgp0070 十分に和賀江島を堪能して帰ってきました。

Hamanasu2_1  そうそう、先日材木座にはハマヒルガオは無いようなことを書きましたが、今日、見つけました。普段近寄らない網干し場で、私が気づかないだけでした。

Hamanasu_1 それにしても、こんなにきれいに咲き誇っているのに、今まで何も知らずに通り過ぎていたとは、何と勿体ないことをしていたのでしょうね。

★拾った貝:アズマニシキ、ハツユキダカラ、ハナマルユキ、ヒメアサリ、ヨフバイ、ヒメゴウナのカケラ、ネコガイ、シロアオリ、チャイロキヌタ×6、メダカラ×10など。

★他に拾ったもの:ウルトラセブンのミニチュアフィギア、青磁片、久し振りの部分入れ歯など。

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