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2007年9月26日 (水)

特別編・フジノハナガイ七変化

Namiasobi 山田海人さんが、フジノハナガイの不思議な行動を取り上げていらっしゃったので、私も参考までにフジノハナガイについて触れてみたいと思います。まずは去年の再掲になりますが、波遊びの写真です。

フジノハナガイとナミノコガイは、波に合わせて上下運動をすることが知られていますが、この行動を山田さんが観察したところでは、「貝をちょっと開いて斧足を出し、水管も出して波に乗っていますね。こうして浮力を得ているようです。特に圧巻は波とともに打ち上げられてから波の弱まりを感じると斧足をブレーキにして砂を押し付けています。こうすると波の力で殻の部分が陸側に向きます、そして波の戻りの力を利用して殻が立ち上がり、斧足を砂に潜入させて一気に潜って行きます。」ということです。素晴らしい観察力ですね。

070825 これは、今年の8月25日に撮影した画像です。波の加減で砂に戻りきれなくなってしまったフジノハナガイが、波の加減で潮溜まりに集められて、水管を伸ばしている様子ではないかと思います。砂の中からも精一杯水管を伸ばしているのが見えますね。

070924 こちらは同じような状況をアップにしてみたもので、9月24日の写真です。同じように水管を持つアサリを砂出ししていると、同じような光景を見る事ができますね。

Fujinohana2 これは、今年の6月24日に撮ったもの。山田さんの言を借りれば、フジノハナガイの「砂団子」です。これも、波に乗って潜り損ねたフジノハナガイたちが、あわててその場に潜り込もうとした結果ではないかと思うのですが・・・。

0709221 フジノハナガイをアップで撮ってみました。アサリの入水管と出水管は途中までくっついていますが、フジノハナガイのそれは、良く見ると根元から分岐しているようです。フジノハナガイは、この斧足を使ってただ砂にもぐるだけではなく、

Fujinohana こんな模様を砂に書いたりします。潮が引いた浜辺には、ホタルガイ、ムシロガイ、クチキレガイなど色々な巻貝が同じような模様を描きますが、二枚貝でこんな模様を描く貝は他にもいるのでしょうか?

0709222 中には、こんな複雑な模様を書くヤツもいます。何だか、子どもの頃遊んだ「釘刺し」という遊び(知らない方は「こち亀」を読んで両さんから教わりましょう^^)を思い出します。

フジノハナガイは、棲んでいる場所が限られていることもあって、その生態は、まだまだ謎に包まれた貝のようです。どんぐり通信編集長・谷口さんのこちらの記事も、ぜひ合わせてご覧くださいね^^

ところで、つい最近気がついたのですが、本体のHPに掲載していたコタマガイは、恥ずかしながら、どうやらオキアサリの見間違いのようです。

自分で同定したのは2年半ほど前なのですが、当時の目と比べると少しは成長したということなのだとは思いますが、大変申し訳ありません。

同様にベニグリガイとしていたものも別の貝のようなのですが、こちらは、まだ何の貝なのか判断がつきません。

そこで、この2種については削除し、変りにタマキガイとチヂミウメノハナを掲載させていただきました。

しょうがない素人だなぁ、と呆れつつご容赦いただければと思います。怖いもの知らずの素人ということで、これからもあると思いますが、何卒ご勘弁のほどをm<_ _>m

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