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2010年7月31日 (土)

シラホシイカ

100731 ★今朝の材木座:いつまでたっても、なかなか明るくならないと思っていたら曇り空です。予報では、今日からまた猛暑復活との事でしたが、どうなることでしょう。でも、お日様がないと少しは楽ですね。

Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:ホンダワラの仲間がチョコチョコっと打ち上がっていましたが、量としてはそれほどでもありません。あとは滑川河口に自然系のゴミがまとまっていました。そこにはオレンジウキなどもありましたが、全体的に貝は欠片がパラパラとある程度です。

Kuroanago Inada Gomasaba ★今日のトピックス:色々な魚がホンダワラの合間に打ち上げられていました。この写真は左からクロアナゴ、イナダ、ゴマサバ(?)ですが、この他にゴンズイなども2~3匹見かけました。

Shirahoshiika1 Shirahoshi ★今日の№1:シラホシイカ 滑川河口近くで見つけました。体長10㎝と小振りのイカです。かなり珍しいイカのようで、画像検索しても世界イカ類図鑑のweb版くらいしかヒットしないようです。左側が見つけた時の状態、拾いあげて海水で洗って整えた状態が右側です。規則的に並んだ白い19個の発光器は何のためにあるのか、不思議なイカですね。

Shukaku_2 ★今日の収穫:貝はかなりくたびれた状態のハナマルユキ1個のみ。マンゴーの種もあり、こちらもかなりくたびれています。オレンジウキなどもあったことはあったので、南方由来と考えられなくもないのですが、はてさて、今回のマンゴーの種はどこからやってきたのでしょう・・・?

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2010年7月25日 (日)

珪化木?

100725 ★今日の材木座:今朝は諸般の事情で早朝に出られなかったので、9時に出てみました。すでにかなりの暑さです。公立の小中学校も夏休みに入って、いよいよ海水浴も本番シーズンですね。

Uchiage ★今日の打ち上げゾーン:出遅れたので、すでに浜は重機が綺麗にならしてしまっています。残っているのは、和賀江島寄りの部分だけ。貝はほとんどなくて、小石が転がっているという感じです。

Keikaboku ★今日のトピックス:珪化木? 断面が年輪のようになっていて、珪化木じゃないかと思うのですが・・・。今度相模貝類の例会の時にH博士にお会いできたら、見ていただこうと思います。

Shukaku ★今日の収穫:今日は№1戸いう程の貝が拾えなかったので、№1の認定はなしということで。拾った貝は、メダカラ、チャイロキヌタ×2、ベンケイガイ×2。オマケは珪化木(?)に、骨端板、メノウ、青磁片です。

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2010年7月24日 (土)

シオヤガイ

100724 ★今朝の材木座:連日35度を超える猛暑日が続いていますが、今朝ものっぺりとした穏やかな海に、早くから夏の太陽が顔を出しています。今日も猛暑日になりそうです。

Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:久しぶりにみる落ち着いた感じの打ち上げ帯です。でも、名残のようにオレンジウキが2つ3つ転がっていました。そして腐食が進んで判別が不可能な状態の魚(サバかトビウオ辺りではないかと思われますが)が点々と打ち上げられていました。

Umineko ★今朝のトピックス①:アカイカとウミネコ トップの写真でお分かりのように、和賀江島の石碑近くにウミネコくんが3羽遊びにきていました。そのうち、打ち上げられていたアカイカを見つけると、あとはご覧のとおり本日の朝ご飯に決めたようです。

Kurobenkeigani ★今朝のトピックス②:クロベンケイガニ 和賀江島の石碑の手前で見つけたクロベンケイガニです。結構大きかったですよ。こんなところでクロベンケイガニに会えるとは思いませんでした。豆腐川にはアカデガニの仲間が住んでいますが、ここは川からもちょっと離れているし、水も良くかぶる潮間帯といっていい場所なので、ちょっとオドロキです。

Hanabi ★今日のトピックス③:花火の残骸 この21日は鎌倉花火大会でした。我が家は、水中花火は無理ですが、普通の打ち上げ花火は2階の窓から良く見えるので、ここ何年かは浜辺の混雑を避け、もっぱら自宅の窓から見物しています。

Shioyagai ★今日の№1:シオヤガイ 三浦半島で拾えるシオヤガイは縄文海進期のものだそうです。現在は紀伊半島以南にしか生息していない南の貝ということですが、材木座ではこの完新生の半化石の状態になったシオヤガイを時々拾うことができます。

Shukaku ★今日の収穫:青磁片が4つと、右下は中国白磁です。

Kai ★拾った貝:イソシジミ、ベンケイガイ×7、コンゴウボラ、チャイロキヌタ×2、シオヤガイ×2、ナミノコガイ、シラスナガイ。

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2010年7月19日 (月)

ツマムラサキメダカラ(?)

100719 ★今朝の材木座:海の日にふさわしく、スッキリと晴れ上がりました。この3日間では今朝が一番穏やかかもしれません。今日も富士山が顔を出してくれていますが、大山もスッキリと見えました(昨日・一昨日の夕方、出先からみたシルエットの富士山もきれいでした)。

Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:昨日も南風が強かったようで、浜にはアマモが散乱していましたが、今朝は南方系の漂着物というよりも、純粋にゴミに近いものが多かったです。海水浴客の残していったゴミも散らかっていたし、そういう意味では残念ながらあまりきれいな浜ではなかったような・・・。

Aigo Tobi ★今朝のトピックス①:アイゴ どうしたことか、アイゴが浜全体といっていいほど点々と打ち上げられていました。それを狙ってたくさんのトビが、あるものは浜の上空を舞い、あるものは落ちているアイゴをつつくといった風で、なかなか賑やかでした。

Surikogizuta ★今日のトピックス②:見たことがない海藻が打ち上げられていました。調べてみるとスリコギヅタという海藻のようです。横須賀自然人文博物館の「三浦半島海藻図鑑」にも出ていないし、このあたりでは結構珍しい海藻ではないかと思います。

Tsumamurasakimedakara ★今日の№1:ツマムラサキメダカラ(?) ではないかと思うのですが・・・。私はまだ拾ったことがありませんが、鎌倉海産貝類目録には掲載されています。今度葉山しおさい博物館に行くときに見ていただくことにしましょう。

Kai ★拾った貝:謎のカキ(トサカガキに似ているのですが、これもしおさい行きですね)、ミタマキガイ、チャイロキヌタ×4、アラレガイ、ナミノコガイ合弁、ネジガイ、ネコガイ×2、オオシイノミガイ×4、ツマムラサキメダカラ(?)、ルリガイ×2、ヒメルリガイ。

Habutae_2 Rurigai ところで、一昨日の記事について、naoさんが質問をくださいました。shigeさんも詳しくコメントしていらっしゃいますが、私は何しろいい加減なことでは人に引けを取ったことがない(←自慢になるか?)ので、同定も、あてにならないものがたくさんあると思いますm(_ _)m左は以前に拾ったハブタエルリガイではないかと思っている個体、右は今回拾ったルリガイです。同じように螺塔が低い物を選んでみましたが、軸芯の部分がかなり違いますね。写真では分かりにくいですが、貝殻の厚みも違うため持ってみると重さも違うように感じます。

Ruri_2 今回、ハブタエルリガイとした貝についてですが、色が白いというだけで、「あっ ハブタエルリガイ!」と早合点してしまいましたが、今日肉抜きをすべて完了してジックリ見てみると、naoさんがおっしゃるように、どうやらみんなルリガイだったようです。なぜ白いルリガイがあるのか、今度機会があればしおさいできいてみましょう。

という訳で、一昨日の記事は「ハブタエルリガイ大漁です。」ではなく「ルリガイ大漁です。」にお詫びして訂正させていただきます。大変お騒がせして、申し訳ありませんでしたm(_ _)m

Gobenka さて今日のオマケですが、こんな陶片が見つかりました。桜の花のような五弁花。これもやっぱり五弁花ですよね?

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2010年7月18日 (日)

コゲチャチビクチキレ

100718 ★今朝の材木座:昨日よりもさらにくっきりとした富士山が顔を出しました。心地よい風がふいて、夏らしい朝です。昨日梅雨明けが発表され、今日は海水浴客で賑わうことでしょう。かなり暑くなりそうです。海の家も朝早くから張り切っています。

Katsuonokanmuri Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:満潮線と現在の波打ち際と、ふたつの打ち上げラインができていました。両方に青いクラゲたちがところどころに打ち上げられていましたが、現在の波打ち際には、右の写真のような、ごく小さな赤ちゃんカツオノカンムリも。※当初カツオノカンムリと書いたつもりがカツオノエボシとなっていました。何せこの頃ときたら、老人力がかなり付いてきているもので・・・失礼しました。

Aominoumiushi Aominoumiushi2 ★今日のトピックス①:アオミノウミウシ 今朝も現れました、アオミノウミウシ。2匹だけでしたが、それでも本来は珍しい生き物のはず、今年は一体どうなっているのでしょう!?

Umiamenbo ★今日のトピックス②:ウミアメンボ 今朝はウミアメンボがふたつの打ち上げ線の両方に飛び回ってたくさん。ウミアメンボは日本に5種類が知られるそうですが、この写真だけでも3種類くらいいそうですね。ウミアメンボは都道府県によっては環境省のレッドデータに掲載されていますが、材木座では今のところ心配はなさそうです。

Mango ★今朝のトピックス③:マンゴーの種 今回の物は、遠いところから旅をしてきたものではなさそうです。そこで、安心して中がどうなっているのか開いてみました。右が種皮、左が中身です。中には今にも発芽しそうな芽が隠れていました^^

Segurokamome ★今朝のトピックス④:セグロカモメ なんと7月だというのに、冬鳥のセグロカモメくんが遊びに来ていました。一体どうしたというのでしょうか。仲間とはぐれて、1羽だけどこかに残っていたのでしょうか?※この写真ももう一度見たら、何のことはないただのウミネコくんの夏羽でした。老人力に免じて勘弁してくださいm(_ _)m

Kogechachibikuchikire ★今日の№1:コゲチャチビクチキレ 元気に砂の上をサンダーバードのジェットモグラのように突き進んでいました。コゲチャチビクチキレは豆腐川河口付近で見ることができますが、元気な姿を見つけたのは2年ぶりです。

Rurigaitachi ★拾った青い貝たち:ルリガイ×12、ヒメルリガイ×8、ハブタエルリガイ×4

Shukaku_2 ★その他の収穫:貝はハツユキダカラ。チョー久しぶりの布袋石^^も見つけました。

 

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2010年7月17日 (土)

ルリガイ大漁です。

100717 ★今朝の材木座:朝一番は稲村ケ崎の上の部分にもかかるような低い雲が立ち込めていたのですが、6時くらいになると、スッキリと晴れ上がりました。またまた南風が強かったので、邪魔になる空気中の塵も吹き飛ばされたのか、くっきりと夏の富士山も顔を出してくれました。

Uchiage ★今日の打ち上げゾーン:朝4時半の材木座海岸です。すでに重機が出勤しています。この時期は時間との闘いですね。いつも貝を拾っている年配の女性の方から聞いたのですが、昨日はアサガオガイとヒメルリガイが打ち上げられていたそうです。その女性がそれらの貝を拾っていると、重機の運転手から「おい、邪魔だ、どけ!」と怒鳴られたとの事。怖いですね~。かながわ海岸美化財団の職員の方が、まさかそんな口をきくとも思えないのですが、だとすると、“クリーンアップ鎌倉”がキャッチフレーズの下請け、「神○運輸」さんでしょうか?何かの間違いですよね?そんなことはないですよね?「○中運輸」さん?私もいつ怒鳴られるかわからないし、財団に確認してみましょうかね~。

Ginkakurage Tabeato ★今朝のトピックス①:食べ跡 今朝は南風の影響でギンカクラゲが点々と打ち上げられていたのですが、中には、右側のように、ルリガイに食べられた跡がくっきりの個体もありました。ルリガイの食べ跡、結構面白いでしょう^^

Umiamenbo Umiamenbo2 ★今朝のトピックス②:ウミアメンボ 青い貝やクラゲたちと一緒に打ち上げられるのを見かけるウミアメンボ。先日shigeさんどんぐりつうしん編集長の谷口さんも取り上げていらっしゃいましたが、今日は生きているものを比較的状態良く写真に収めることができたので公開します。何しろわずか3㎜程度の大きさで、風が吹くと飛ばされてしまうため撮影にはなかなか根性が必要だったりして^^こうしてみると、ウミアメンボもちゃんと青い色をしているのがわかりますね~。

Harisenbon ★今日のトピックス③:ハリセンボンの赤ちゃん こんなに小さな赤ちゃんなのに、黒い水玉模様ははっきりしているし、小さいながらも針がちゃんと付いていてかわいいですね。でも、この直後、ウミアメンボもハリセンボンの赤ちゃんも、ことごとく重機の餌食になってしまいました(T_T)

Habutae Rurigai ★今日の№1:ルリガイ 今朝はギンカクラゲと一緒に、ルリガイ、ヒメルリガイが点々と打ち上げられていましたが、ルリガイが大量に打ち上げられたのは久しぶりです。

Wana1 ところでルリガイやヒメルリガイを、重機と競争しながら拾っていたら、こんな貝が見つかりました。どうですか?一瞬ドキッとしませんか?気が小さい私はドキドキしちゃいました。ドキドキしながらひっくり返してみたら・・・

Wana2 何のことはない、マルタニシでした(T_T)すっかり海に騙されてしまいました。海のやつ・・・結構底意地が悪かったりして^^

Rurigaishukaku★今日の収穫 ルリガイ×36、ヒメルリガイ×9、すっかり騙された記念に拾ってみたマルタニシ。

Habutaeshukaku  こんな白いルリガイも27も拾えました。

Shukaku かなり小振りのウスベニコウイカ、イソシジミ合弁×2。クルミも2つ拾ってみました。何をするのかって?いまCSの時代劇チャンネルで、「素浪人月影兵庫」を放送しているんです。月影兵庫はクルミを2つ、ひもで繋いだものを手に持っているんですよね。私は子どもの頃、月影兵庫が大好きで、親父に頼んで同じものを作ってもらった覚えがあります。時代劇チャンネルの月影兵庫を見ていたら、それを思い出しまして、また作ってみようかなと・・・。

今日も千葉まで出かけていたのですが、明日も1日出かけなくてはなりません。ブログが更新できるかどうか・・・。

※この記事は、当初白いルリガイをハブタエルリガイと早合点してしまったため「ハブタエルリガイ大漁です。」というタイトルでしたが、その後確認したところ、ハブタエルリガイとした貝はすべてルリガイだったため、タイトルと内容を修正させていただきました。大変失礼いたしましたm(_ _)m

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2010年7月11日 (日)

サメジマオトメウミウシ

100711 ★今朝の材木座:昨日は午後からかなり強い南風が吹いていたのですが、今朝はその風も治まって波も穏やかです。薄曇りというのか、空気もぼんやりした感じです。

Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:昨日の風が運んだと思われる海藻クズやゴミが散乱しています。浜の1/3程は間に合わず、すでに重機が入って漂着物をさらっていってしまった後でしたが、2/3は何とか見ることができました。

Iboshoujingani ★今日のトピックス①:イボショウジンガニ 今朝はゴバンノアシを拾うことができたのですが、割れ目からピョコンと飛び出したものがあります。何だろうと思ってみたら、イボショウジンガニでした。以前shigeさんもココヤシに取り付いてきたものを取り上げていらっしゃいますが、今日はゴバンノアシに乗り込んできたようです。

Iboshoujingani2_2 同じように漂流するカニとして知られているオキナガレガニは今まで何度となく見つけていますが、イボショウジンガニは初めてです。一体どこからゴバンノアシに乗り込んで、どんな旅をしてきたのでしょうか?話ができるものならじっくりと聞いてみたいものですね^^

Naginatahouzuki ★今日のトピックス②:ナギナタホウズキ こんな見事なナギナタホウズキは初めてみました。私がこの写真を撮っていると、海岸散歩途中の年配の方も思わず足を止めて、「あっ、ウミホウズキだ」と懐かしそうにご覧になっていました。

Shukaku ★今日の収穫:ゴバンノアシ、かなり旅塵にまみれたシロツブ、久しぶりのシナアブラギリと、種子系を3つも拾うことができました。重機が入らなければ、もしかしたらもっと見つかったかも!?この写真では右端が何だかわかりませんね。

Nogi こんなものです。乃木希典ではないかと思うのですが、帽子からあごひげまでがわずか16㎜。素晴らしい造形力ですね。思わず感動してしまいました。

Wagaejimaさて、海岸を歩いた後は今日も和賀江島に散策に出かけてみました。

Hana_2 先ほどは打ち上げられたナギナタホウズキをご紹介しましたが、和賀江島では海藻のウミトラノオに産みつけられたナギナタホウズキを発見しました。それにしてもこのタマゴを産みつけたアカニシ君は、何とセンスがいいのか。まるでウミトラノオに花が咲いたようだと思いませんか?

Kubitatehebigai Medakara今日もいろいろな貝が見つかりました。打ち上げではおなじみのメダカラと、右側はちょっと珍しいクビタテヘビガイ。でも、今日はウミウシを探してみようと思っていたので、貝の方はこのあたりで。(実は昨日転石をひっくり返しすぎて、少し腰が・・・)

Samejima1★今日の№1:サメジマオトメウミウシ 7月5日にnaoさんが取り上げていらっしゃったサメジマオトメウミウシ。去年も出現していたのですが、今年初登場です。こいつはホントに小さなウミウシで、naoさんが「自分でもよく見つけたと思う」と書いていらっしゃいますが、実は今日は老眼鏡を忘れていたので、私も「自分でもよく見つけた」と思います^^

Umiushishukaku そんな老眼鏡なしでの今日の成果はこちら。アオウミウシ×4、シロウミウシ、サメジマオトメウミウシ、クロシタナシウミウシ×2。えっ?クロシタナシウミウシが1匹しか見あたらないですか?

Kuroshita Kuroshita2  

すいません、帰りがけに干上がった状態の物をもう1匹見つけたのです。潮だまりに移してあげると、元気そうにオレンジ色のおシャレな縁取りを現してくれました^^

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2010年7月10日 (土)

オオクサズリガイ

100710 ★今朝の材木座:昨日はかなり激しい雨が降りましたが、今朝はまるで台風一過のような天気です。富士山もきれいに見えたし、大島に雲がかかっているのもよく見えました。

Uchiage ★今朝の打ち上げゾーン:ついにやってきてしまいました。重機の季節です。先日の相模貝類研究談話会でも話題になったのですが、打ち上げられた海藻などは本来、そのままにしておいて、自然に分解されるのを待つのが望ましいはずです。海藻を集めて、それを重機で深~く掘った穴に埋めてしまうものだから、いつまでたっても分解されません。海水浴客を呼ぼうと表面だけ取り繕うような、こんなことをやっていていいとは思えないのですが・・・。だいたい海藻って、そんなに邪魔でしょうか?せっかく海にやってくるのなら、海藻1つからでもさまざまなことを知ることができるし、それが自然に親しむことだと私は思います。

Wagaejima ★きょうのトピックス:そんなわけで、貝も期待できないので、今日は和賀江島に探検に行きました。大潮の海はグングン引いていって、まるで川のようなところを作りながら、どんどん和賀江島を干し上げていきます。そんな和賀江島で、今日もいろいろと面白い貝を見つけました。

Dobushijimimodoki_2 Kuzuyagai Gomafuhoradamashi_2 Akanishi_2 ゴマフホラダマシ、クズヤガイ、ドブシジミモドキ、そしてアカニシの皆さんです。どれも生貝を見つけたのは初めてだと思います(最近、年のせいで記憶がかなりアヤシくなっていますが)。ドブシジミモドキはたま~に拾っていたのですが、供給源を確認できて嬉しい^^でも、この貝の名前、ちょっと可哀そうな気もしますね。

Ookusazurigai ★今日の№1:オオクサズリガイ ヒザラガイが苦手な方、申し訳ありません。私が和賀江島で見つけたのはこれが初めてです。まだまだ和賀江島には、初物が潜んでいそうですね。

Shukaku_3 ★今日の収穫:午前中は蓮弁の青磁片と割れた目薬ビンだけ。午後からかなり強い南風が吹き始めたので、ほんの少しだけ海に出てみたら、アサガオガイを1つだけ拾うことができました。

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2010年7月 4日 (日)

キイロダカラ

100704 ★今朝の材木座:ぼんやりと靄がかかっています。夜半に降った雨も上がって、風も波も穏やかな朝を迎えました。今日も昨日に引き続き、早朝と午後の2回海に出てみました。

Photo ★今朝の打ち上げゾーン:穏やかな海ですが、昨日吹いた風が海藻類を打ち寄せたようです。貝は目立った打ち上げ帯がなく、あまり多くありません。

Photo_2 ★今日のトピックス:ココヤシとゴバンノアシがすぐ近くに打ち上げられていました。ココヤシは拾わず、ゴバンノアシだけ拾っていくことにしました。

Photo_5 ★今日の№1:キイロダカラ №1も何も、拾った貝はこれだけ。でも、このところアサガオガイとヒメルリガイばかり拾っていたので、なんとなく嬉しい収穫です。

Photo_6Photo_11  ★今日の収穫:ゴバンノアシは、その後もう1つ、半分に割れてしまったものを見つけました。入れ歯とも久しぶりのご対面です。このなかではタツノオトシゴが一番嬉しいかも^^ほかにはMENUMAとパピリオ(と思われる)の破片と青磁片です。

Photo_8 青磁片といえば、先日「唐宋の青磁(陶器全集10/小山冨士夫監修)という本をネットで購入しました。すると中に「陶器全集月報」というのが挟み込んでありました。それによると、鎌倉の二階堂に住んでいた小山氏は、何百・何千という青磁片を海岸で蒐集していたといい、その写真が掲載されていました。これは面白い資料を見つけたと思い、早速もう一冊購入し、ご近所の陶芸家Tさんにプレゼント。Tさんはこの本に中国の窯の名前が掲載されている事をみて、「なかなか窯の名前が詳しく出ている本がなく、むさぼるように読んでいます」と大変喜んでくださっています。

Photo_9 私は陶芸のことはまったく分からないのですが、Tさんが小山冨士夫氏について教えてくださったところによると、50年ほど前、「永仁の壺」という大事件があったそうです。加藤唐九郎という人が作った贋作の壺(実際には壺ではなく瓶子というものだそうですが)を、当時文部技官・文化財専門審議会委員だった小山氏が、鎌倉時代の古瀬戸の傑作であるとして重要文化財に指定してしまったことから、小山氏は責任を取ってその後一切の表舞台から退いたという事件だそうです。

Photo_10 非常に興味深い話なので、早速「偽作の顛末 永仁の壺」(松井覚進/著)という本と、「永仁の壺」(村松友視/著)という本を読んでみました。こんな面白い事件を今まで知らなかったなんて、もったいないことをしていたものです。興味がある方は、読んでみてはいかがでしょうか。なかなか面白かったですよ^^

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2010年7月 3日 (土)

アオミノウミウシまつり2

100703 ★今朝の材木座:今日は早朝と午後の二回、海に出てみました。といっても、早朝は1時間位しか歩けなかったのですが・・・。それほど強くはありませんが、今日も南風が吹いています。

Asanouchiage ★今朝の打ち上げゾーン:朝4時過ぎに家を出てみましたが、曇っていることもあり、まだ薄暗い感じです。朝はアマモが打ち上げられていましたが、午後になると小さなカツオノカンムリ、ギンカクラゲが点々と打ち上げられていました。

Hamadatsu ★今日のトピックス①:ハマダツ ハマダツが久しぶりに打ち上げられていました。ハマダツとダツはよく似ていますが、見分ける際は、尾びれを見れば一発です。ダツの尾びれは垂直ですが、ハマダツは三日月のように湾曲になっています。

Aosagi ★今日のトピックス②:アオサギ 朝、アオサギが和賀江島の近くに朝ごはんを食べに来ていました。海でアオサギ君の姿を見かけるのも久しぶりです。

Naginatahouzuki_2 ★今日のトピックス③:ナギナタホウズキ アカニシの卵、ナギナタホウズキの今年第一号です。これからの季節、また目にする機会が増えてきますね。

Aomino6 Aomino3_2 Aomino4 Aomino5 Aomino2 Aomino1 

★今日の№1:さて、今日の№1は、タイトルどおり、アオミノウミウシマツリ2です。映画などでも、「2」とタイトルに付くと、「1」超える予算を使って、派手にするのが常套手段となっていますが、アオミノウミウシまつりも同様で、今日は前回を上回る何と17匹のアオミノウミウシが見つかりました。しかも、前回よりもずっと状態が良く、目の前で打ち上がっていく個体もありました。

Seika こんな感じです。すぐに葉山しおさい博物館に連絡し、届けてきました。アオミノウミウシは打ち上げられた直後は鮮やかな青色をしていますが、時間と共に黒ずんでいきます。しおさいで理由を伺ったところ、弱っていくことが原因のようで、後鰓類は弱いから止むを得ないんです、とのことでした。

それにしても、このところ、アオミノウミウシだけでなくマンゴーやマンゴスチンなど、かなりレアな物が毎週見つかっています。運を使い果たしてしまったらどうしよう~^^とはいえ、私の浜歩きの目的は材木座の生物相を少しでも明らかにしたいということなので、気持ちを乱さず、地道に貝を拾って歩くことを忘れないようにしたいとは思っています。

Kinuitokazashigusa そのご褒美なのか、しおさいで、ずっと名前が分からなかった海藻の名前を教えてもらうことができました。海藻は写真では同定が非常に難しいのですが、朝うまい具合に拾っておいたため、アオミノウミウシを届けたついでに持って行って教えていただきました。その名は「キヌイトカザシグサ」。積年の疑問が解けて今日はとてもいい気分です。

Asagaogai ★拾った貝:アサガオガイも3つ拾うことができました。

Photo ★今日のオマケ:名前の分からないキノコ エマさんが衣張山にキノコをUPしたので私も^^我が家のカエデに氏名不詳のキノコが生えてきてしまいました。木が傷まなければいいなぁと思っています。この木には以前、メジロが巣を作ったりして楽しませてくれたことがあるもので。 

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