サメジマオトメウミウシ
★今朝の材木座:昨日は午後からかなり強い南風が吹いていたのですが、今朝はその風も治まって波も穏やかです。薄曇りというのか、空気もぼんやりした感じです。
★今朝の打ち上げゾーン:昨日の風が運んだと思われる海藻クズやゴミが散乱しています。浜の1/3程は間に合わず、すでに重機が入って漂着物をさらっていってしまった後でしたが、2/3は何とか見ることができました。
★今日のトピックス①:イボショウジンガニ 今朝はゴバンノアシを拾うことができたのですが、割れ目からピョコンと飛び出したものがあります。何だろうと思ってみたら、イボショウジンガニでした。以前shigeさんもココヤシに取り付いてきたものを取り上げていらっしゃいますが、今日はゴバンノアシに乗り込んできたようです。
同じように漂流するカニとして知られているオキナガレガニは今まで何度となく見つけていますが、イボショウジンガニは初めてです。一体どこからゴバンノアシに乗り込んで、どんな旅をしてきたのでしょうか?話ができるものならじっくりと聞いてみたいものですね^^
★今日のトピックス②:ナギナタホウズキ こんな見事なナギナタホウズキは初めてみました。私がこの写真を撮っていると、海岸散歩途中の年配の方も思わず足を止めて、「あっ、ウミホウズキだ」と懐かしそうにご覧になっていました。
★今日の収穫:ゴバンノアシ、かなり旅塵にまみれたシロツブ、久しぶりのシナアブラギリと、種子系を3つも拾うことができました。重機が入らなければ、もしかしたらもっと見つかったかも!?この写真では右端が何だかわかりませんね。
こんなものです。乃木希典ではないかと思うのですが、帽子からあごひげまでがわずか16㎜。素晴らしい造形力ですね。思わず感動してしまいました。
さて、海岸を歩いた後は今日も和賀江島に散策に出かけてみました。
先ほどは打ち上げられたナギナタホウズキをご紹介しましたが、和賀江島では海藻のウミトラノオに産みつけられたナギナタホウズキを発見しました。それにしてもこのタマゴを産みつけたアカニシ君は、何とセンスがいいのか。まるでウミトラノオに花が咲いたようだと思いませんか?
今日もいろいろな貝が見つかりました。打ち上げではおなじみのメダカラと、右側はちょっと珍しいクビタテヘビガイ。でも、今日はウミウシを探してみようと思っていたので、貝の方はこのあたりで。(実は昨日転石をひっくり返しすぎて、少し腰が・・・)
★今日の№1:サメジマオトメウミウシ 7月5日にnaoさんが取り上げていらっしゃったサメジマオトメウミウシ。去年も出現していたのですが、今年初登場です。こいつはホントに小さなウミウシで、naoさんが「自分でもよく見つけたと思う」と書いていらっしゃいますが、実は今日は老眼鏡を忘れていたので、私も「自分でもよく見つけた」と思います^^
そんな老眼鏡なしでの今日の成果はこちら。アオウミウシ×4、シロウミウシ、サメジマオトメウミウシ、クロシタナシウミウシ×2。えっ?クロシタナシウミウシが1匹しか見あたらないですか?
すいません、帰りがけに干上がった状態の物をもう1匹見つけたのです。潮だまりに移してあげると、元気そうにオレンジ色のおシャレな縁取りを現してくれました^^
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