マツバガイとチュウシャクシギ
このところ、毎日ずーっと探してはいたのですが、なかなか姿を見せてくれなかったシャイな豆腐川のベンケイガニ。隠れていたのか、はたまた冬眠から目覚めるのが遅かったのか、どちらかわかりませんが、とにかく、今年も元気な姿が見られてひと安心です。
★今朝の材木座:未明まで風雨が強かったようですが、私が起きたときには、既に雨は上がっていました。風は昨日ほどではないものの、波が多少あるので、サーファーさんたちがたくさん。
★今朝の打ち上げ帯:昨夜の風雨のせいで、浜一体に海藻が打ち上げられています。時節柄ヒジキも多いのですが、和賀江嶋近くにはワカメがいくつも打ち上げられていました。5月のワカメは比較的珍しいですね。早速持ち帰って茹でました。
海が荒れたとなると中国製品も黙っていません。梅酒にコーラに、果てはイケメンスターのサイン入りペットボトルまで。日本でも壇蜜さんあたりの写真を入れると結構売れるかも!?
そんなくだらないことを考えながら歩いていたら、今朝も池さんにお目にかかることができました。池さんは「チュウシャクシギがきているよ」 と双眼鏡を貸してくださったので、しっかり見ることができました。池さんが「あいつはボーッとしているから、もう少し近づいても逃げないんじゃないかなぁ」とおっしゃったので、少し近づいて撮った写真がこちら。シギの季節の浜歩きは楽しいですね~。
クラゲも昨日に引き続き打ち上げられていて、今日はアカクラゲよりもミズクラゲの方がたくさん打ち上げられていました。昨日のshigeさんのブログの正体は不明ですが、ミズクラゲたちは動物性プランクトンを食します。ものの本によれば、ミズクラゲの内側は、食べた動物プランクトンの色に染まるそうですから、今日見つけたこいつは、何か青っぽいプランクトンを食べたのでしょう。
ミズクラゲは、ある食物連鎖の頂点に立っていて、生きている間に他の生物から捕食されることはないそうですが、死んだ後、深海底に堆積して、ベントスたちの貴重な食物になることで、沿岸で増えすぎた栄養を深海まで移動させているといいます。
また、海中の小さなゴミなどを粘液といっしょに沈殿させることで海水を浄化するという偉大な能力も持ち合わせていることから、海をきれいにする点で、大変重要な役割を担っているようです。
★さて、今日の貝はこちら、マツバガイ。いつでも見かけるような貝だし、和賀江嶋に行けばいくらでも見つかるので、ほとんど拾うことはないのですが、万が一、地震などで食料が不足した際は、沿岸で入手できる貴重な食材の一つですね~。
★今日の収穫はこちら。オオモモノハナガイが4片と貫入のある青磁片。そして、左側のものは、何でしょう、私は鉱物は全くわからないので何とも言えません。
はっきりとした加工の痕があるのでアメジストか何かの加工クズでしょうか。
もうすぐ夏がやってきて、重機との戦いが始まるなー。
そんなことを考えながら海辺を後にしました。
あ、そうそう、来週は仕事で体調が良くても海には出られそうもありません。残念!
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