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2013年6月30日 (日)

ヤクシマダカラ

1306301 Photo 1306303 ★今朝の材木座:久しぶりに早起きして5時に海に出てみました。まだ人気(ひとけ)が無くて、とっても静かでいい気分です。でも、ウミウが打ち上げられていたり、浜の方はちょっと荒れ模様の痕跡が。

3 2 1 ★今朝の打上げ帯:豆腐側の東側が特に多かったのですが、様々な海藻がぐちゃぐちゃと打ち上げられていました。アマモもかなり多かったのですが、ネムグリガイを探し始めると明日になっても終わりそうにないくらいの量だったのできれいにパスしてしまいました。

Photo_2 昨日、カボチャの話を書きましたが、浜に出ると、漁師小屋から出てきたMさんが自慢の畑を見せてくれました。漁師小屋の両脇を開墾して、砂浜を畑にしているのですが、砂浜にも関わらず、野菜たちがみんな元気に育っていました。Mさんは、ほんの少しだけ、土を上げて、あとは肥料も少し上げる程度で全部自己流だと笑っていらっしゃいました。

Photo_3 Photo_4 Photo_5 にもかかわらず、元気に育っているカボチャ、スイカ、トマト。見事ですね~。この他にも、ナス、キュウリ、ミニトマト、小松菜、ラディッシュ、ねぎetc。素晴らしい^^

Photo_6 Photo_7 Photo_9 さて、海の方はというと、イカの甲で賑わっていました。 コウイカ、シリヤケイカ、ハリイカなど。ハリイカの甲は海の中で捕食者に体ごとさんざん食べられたのでしょうね。ちょっと悲惨なことになっていました。

Photo_10 2_2 コウイカは、甲だけでなく軟体がついたままの物も4体ほど見つけました。季節外れのヒガンフグやクサフグも。こうして、命がけで命をつないでいこうとする生き物たちの姿を見ると、いじらしくなりますね。

Photo_11 Photo_13 一方では、貝の卵の打上げも。イボニシの鮮やかなピンク色がまぶしいですね。もう一つはナギナタホウズキ、アカニシの卵です。アカニシはいつも「はく」でお刺身を食べるのですが、かみしめると甘みがにじみでてきて、とても美味しいんです^^

3_2 2_3 1_2 外国製のウキもいろいろと打ち上がっていたのですが、残念ながら青物系のクラゲや貝の姿はなく、南方系の種子も見つかりませんでした。

Photo_14 Photo_15 ぐちゃぐちゃと打ち上がっていたといった海草の話ですが、今日も材木座の正面入り口付近にキヌイトカザシグサがありました。こうなってくると、滑川周辺のみ打ち上がるといった言葉は、「滑川周辺に打ち上がることが多い」と訂正せざるを得ません。もう一つの写真はハバノリです。

Photo_16 ★さて、今日の貝ですが、なんと滑川河口でヤクシマダカラの幼貝を見つけました。以前も一つ見つけていますのでこれで二つになりました。でも、残念ながら、今回のものは、破損個体です。破損個体とはいえ、57.6㎜もある立派な大きさです。ちなみに前回見つけたものは48.35㎜、記録を大幅更新です^^

1_3 ★という訳で、今日の収穫は、キュウリにサヤインゲン、ジャガイモに小松菜、ミニトマトにMさんお手製のカマスの干物・・・って、これ貝じゃないし・・・。こちらはMさんにいただいたお土産の方でした。朝ご飯にぜ~んぶいただきましたが、と~っても美味しかったです。何しろキュウリなんて、その場でもいでくれましたからね~^^

2_4 ★今度こそ本当の収穫です。ヤクシマダカラの幼貝、久しぶりに拾ったきれいなトカシオリイレボラ(でも実は後ろが少し欠けてます。)、マツヤマワスレ×2、ものすごーく久しぶりのクモリザクラ、メダカラ×2、チャイロキヌタ×6、ハマシイノミガイ、ネジガイ、コシイノミガイ、オマケのコメツブウニ。

Photo_17 先日もお知らせしましたが、教育自然学研究会主催の磯の生物観察会が、7月27日、午後12時15分から、逗子海岸の浪子不動下の磯で開催されます。先生は、なんと池田等先生と網倉孝先生。詳細は左のチラシに書いてありますが、往復ハガキか、メールで申し込んでください。締め切りは7月5日(金)必着です。私は悲しいかな、まだ入院・手術の日程調整中で、申し込めるかどうか分かりません。でも費用は資料代・保険料含めてたった200円、申し込まない手はないですよ~。

さてと、来週は仕事で海は難しそうです。でも朝の気持ちのいい海、行きたいな~。

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2013年6月29日 (土)

クチグロキヌタ

1306271 Photo 1306272 ★先週の日曜日は、相模貝類研究談話会の例会が由比ヶ浜から材木座で実施されたにも関わらず、朝から体調が悪く一日動けないで、ずーっと寝ていました。今日はその代りといっては何ですが、3時間近くものそのそと歩き回っていました。晴れといえば晴れなのですが、残念ながら、世界遺産登録が決まった富士山は見えません。ハマダイコンの種にはショウリョウバッタが遊びに来ていました。

世の中は、富士山の世界遺産登録ブームで沸き立っています。水を差す訳ではありませんが、「自然遺産」ではなく、あくまで「文化遺産」としての登録なんですよね。本来ならば、「自然遺産」として登録されてもいいはずのところをなぜ「文化遺産」としての登録となってしまったのか、もう少し考えてもいいと思うのですが。

Photo_2 実は、数週間前になりますが、某TV局から、某地方でアカモクが大量漂着して困っているので、ハ●ー・プロジェクトでそれを掃除する番組を作りたい、ついては写真を貸してもらえないかというメールをいただきました。

 Photo_3私は、アカモクは新潟・山形・秋田などではギバサと呼んで立派な食材としてワカメのように通用しているし、漂着した自然物は、ヒメハマトビムシに代表される分解屋さんたちがいて、浜がきれいになる自然の仕組みができあがっている以上そのままにしておくべきだと思っている、人工のゴミを拾いに行くというのならわかるが、番組の趣旨に賛同できないため、お断りします、と回答しました。ちなみに祖師ヶ谷大蔵の「はく」で聞いたら、金沢でもアカモクは食べるそうです。

Photo_4 Photo_5 こんな本を読むと、自然の営みがいかに重要かが良く分かります。特に鷲谷いづみ先生の「自然再生」では、アメリカで自然に起きた山火事が巻き起こす自然再生の仕組みなどがとても興味深く描かれているし、加藤先生の「日本の渚」は、渚や干潟が持つ生命維持力、生態系の仕組みなどが詳しく描かれていて、とっても感動しながら読ませていただいた本です。
 植物や生物の移ろいもすべて含めたうえで、自然を尊重することの大切さをしみじみと感じます。

Photo_6 この、コマツヨイグサも、明治時代に日本に帰化した植物だそうですが、今ではすっかり浜辺に定着してしまいました。貝でも同じようにシマメノウフネガイやミドリイガイ、東京湾のホンビノスガイなどは完全に定着してしまいましたね。そうした外来生物の中でも変化は起きていて、たとえばセイタカアワダチソウなどは、移入当時から比べると、周りの植物に追いやられてずっと小さくなっているなどという研究結果もあります。

3 2 Photo_7 自然保護と一口に言っても、特定外来生物のように危険なものから、ホンビノスのように美味しく食べられるものまで色々あって、私のような単純な頭では、何が正しいのか判断につきかねることがたくさんあります。
 上の写真は、和賀江嶋近くに生えているカボチャのツルたちです。カボチャのタネが大量漂着する訳はないし、まして鳥さんがここに運んできたとも考えにくいです。
 この近辺はバーベキューの名所で、我が家でも海から匂ってくるバーべキューのタレのにおいに閉口することがあるのですが、おそらくこれらのカボチャ君たちは、バーベキューを楽しんだ人たちの置き土産ではないかと思います。

先日触れたように、材木座でもイワダレソウやハマボッスなど新しい海岸植物がみられるようになりましたが、その反対にハマウドなど姿を消してしまったものもあります。それは自然の営みであり、やむを得ないと思うのですが、たくさんのカボチャの苗たち、いかがなものでしょうか。

Photo_8 と、まあグタグタとくだらないことを書いていると、読んでくれる人もいなくなりそうなので、この辺で軌道修正します。という訳でこのオオアカフジツボ、懐の深いところを見せて、コケムシやムラサキイガイまで寄生させていました。う~ん、頼りがいのあるヤツ。先日「はく」でムール貝(ムラサキイガイ)のガーリック酒蒸しというのを食べましたが、これもまた美味しかったです^^

04 02 01 ★あっ、今日の打上げ帯に入るのを忘れてた。今日の打上げ帯はこんな感じです。ほぼ、満潮に向かう時間だったので、汀線沿いを歩きましたが、貝類や生物系もいろいろと打ち上げられていて面白かったです。

Photo_9 Photo_10 Photo_11 カニ類も、キンセンガニ、サメハダオウギガニ、モクズガニなどが打ち上がって、この他にもイソガニなども打ち上げられていました。キンセンガニはいくつも見ましたよ。でもアミメキンセンガニは、やはりみつかりませんでしたが。

03 02_2 01_2 私がサボっていたせいかも知れませんが、今年はシリヤケイカの甲を見ないなーと思っていたら、今日はコウイカと同じくらいか、あるいはコウイカを上回るくらい打ち上げられていました。

Photo_12 そのコウイカも甲だけでなく卵もしっかりと打ち上げられていました。でも、こうやって打ち上げられてしまうということは、孵化できないわけで、それはコウイカのお母さんにとって、命と引き換えに生んだ卵たちが無駄になってしまうことを意味していて、ちょっと悲しいですね。※ボーっとして書いているのがバレちゃいます。この卵はコウイカではなくカミナリイカですね。失礼いたしました。お詫びして訂正します。

Photo_13 01_3 02_3 海藻類ですが、先日キヌイトカザシグサは滑川河口のみに打ち上げられると書いたら、皮肉なもので、その途端、今日は和賀江嶋近くと材木座正面入り口付近に打ち上げられていました。非常に珍しいことです。昨日夜遅く、134号線をバイクで帰ってきたのですが、油を撒いたように静かな海で波がまったくといっていいほどありませんでした。由比ヶ浜から材木座にかけての浜はかなり湾曲していて、和賀江嶋の近くに立つと、由比ヶ浜が対岸のように見えますが、その由比ヶ浜の灯が鏡のように海に映ってとってもきれいでした。そんな海だったからこそ、きっと和賀江嶋の方まで流れ着いたのだと思います。

Photo_15 Photo_16 他に目立った海草はミル。浜全体にいくつも、しっかりと育ったミルが打ち上げられていました。中にクロミルが一つだけ混じっていました。この調子だと、8月頃には和賀江嶋のミルたちに何匹ものヒラミルミドリガイが見られるかも知れませんね。

Photo_17 Photo_18 季節ですね。滑川河口にも、豆腐川河口にもアオスジアゲハが姿を見せてくれました。野鳥ももちろんですが、海を歩いていて、こうして生き物に出遭えると、心からホッと癒されます。二匹とも暫く羽を休めて何処へか飛び去って行きました。

Photo_19 滑川まで歩いて、帰り始めたときに見つけたのがこちら、何とククイノミです。青い貝やクラゲ、外国製品などはまったく見当たらなかったのですが、水曜日の荒天の名残でしょうか、コロンと転がっていました。ラッキー^^

Photo_20 Photo_21 ★さて、そんな今日の貝はこちら、かなりくたびれてはいますが、クチグロキヌタの成貝です。クチグロキヌタの幼貝は以前に拾ったことがありますが、破損個体とはいえ、成貝は初めて。これも実に嬉しい拾い物です^^

Photo_22 ★そして今日の収穫はこちら。ホシキヌタの破損個体、クチグロキヌタの破損個体、だいぶ人生に疲れた様子のハナマルユキダカラとその赤ちゃん、形だけでしたか判別できなくなってしまったハツユキダカラ、とっても嬉しいベニガイの欠片、イソシジミ、ワスレガイの赤ちゃんの合弁、イタヤガイ、メダカラ×4、チャイロキヌタ×3。

Photo_23 くだらない戯言に最後まで付き合って下さっありがとうございました。お礼といっては何ですが、ちょっとさわやかに、我が家に遊びに来てくれたミスジマイマイ君の写真で今日はお別れします。それではまた。

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2013年6月22日 (土)

磯の生物観察会のお知らせ

Photo ★いきなりですいません。7月25日に教育自然学研究会主催の「磯の生物観察会」が開かれます。
 講師はなんと、池田等先生です。池田先生のお話を実際にフィールドで伺うことができる機会なんて、めったにありません。
 場所は逗子海岸の浪子不動下の磯。詳細は左のチラシをご覧ください。

私も参加したいのですが、実は7月下旬に入院・手術になりそうで、今のところ微妙で、どうなるか分かりません。でも何とか参加したいなぁ・・・このままじゃ悔しすぎる。

1306222 1306221 ★さて、今日の材木座なのですが、先週から忙しく、昨日の帰りもかなり遅かったため、朝起きたら非常に体調が悪く、発作が起きそうでかなりヤバい(何かこの「ヤバい」という言葉も最近の若者にとっては「美味しい」という意味になってしまったようですね。もちろんここでは、ほんとにアブナイの意です^^)雰囲気で、頓服を飲んでまた寝ました。海など歩ける感じではないので、今日はゆっくり静養させてもらいます。

Photo_2 Photo_3 3 ★今日の打上げ帯:そんな訳で、先ほどバイクで走り回っていつものポイントを撮影だけしてしてきました。ですので、打上げがどんな様子なのかゆっくり見る余力もありませんでした。写真でご判断ください。申し訳ありません。

Photo_4 ★それから、先日もお知らせしたとおり、明日は相模貝類研究談話会の例会が由比ヶ浜~材木座海岸で開かれます。どなたでも参加いただけますので、ぜひどうぞ。えっ?、私?、参加したいのですが、この調子ではどうなることか・・・。せめて後半だけでも参加できればとも考えているのですが・・・。

Elvin_jones 話は全然かわるのですが、職場から近くの駅までの帰り道に、ジャズ・バーっていうんでしょうか、そんな店があります。入り口に「We have no chair」と書いてあるのですが、カウンターの前に椅子がずらりと並んでいます。でも考えてみると、カウンターの前に並んでいるのは「stool」だからいいのか。まあそれは余談なんですが、店のガラス戸にいろいろなJazz menの写真が貼ってあって、その中に晩年に近いころのエルビン・ジョーンズ(ウィキペディアにリンクしようとしたらうまくいかなかった、興味のある方は検索してみてください)の写真があります。ニコニコ笑いながらドラムを叩いているそのカッコよさったらありません。いつも、つい魅入ってしまいます。ちなみにこの写真はウィキペディアから借用した40代の写真です。私はジャズは詳しくありませんが、年とってからのエルビン・ジョーンズ、憧れてしまいます。

それからついでといってはなんですが、明日はスーパー&ストロベリー・ムーンですね。月の公転が地球に一番近づく時期が満月と重なるため、通常の満月より少し大きめに見えます。さらに夏至近辺の時期は月は赤っぽく見え、外国ではこれをストロべリー・ムーンといったり、ローズ・ムーンといったりするようで、明日はその両者が重なる珍しい日です。時間は午後8時32分。月が見えるといいですね。でも、スーパーストロベリームーンって、うっかりするとどこかの店のパフェみたいですね・・・って、なんのブログなのか分からなくなってしまった。

とりあえず、体調回復を目指してまた寝ます。それではおやすみなさい。

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2013年6月16日 (日)

イワガキ

1306161 1306162 1306163 ★今朝の材木座:かなり強い雨が降っていたのですが、昨日は仕事で海をお休みしたので、体というか、気持ちというかがウズウズして、少しだけ出てみることにしました。雨に煙る江の島、なかなか風情があります。サザンやTUBEが歌う気持ちが分かります。特に雨の日は人気(ひとけ)が無く静かなので、私はこんな海、結構好きです。

3_2 2_2 1 ★今朝の打上げ帯:小石混じりで貝のうち上げ帯ができていました。といっても、メインはバカガイで、所々にアサリやメオニアサリ、ウチムラサキ、サギガイなどが混じっている感じです。微小貝も見つかりませんでした。

1_2 2_3 3_3 雨のせいで(←腕のせいの間違いだろ!)、よく撮れなかったのですが(見づらい写真ですいません) 、強い雨の中、イソヒヨドリのおとーさんがびしょ濡れで餌探しに頑張っていました。おとーさんというものは涙ぐましい努力を人知れずしているものなんですよねー。そーいえば、今日は世間では父の日とかではなかったですか?頑張れ!イソヒヨドリのおとーさん!!

Photo Photo_3 Photo_4 昨日は仕事に出かけるとき、アジサイを見に来たと思われるお客さんたちが大勢で、駅に行くのも大変でしたが、アジサイもいいけれど雨に濡れるハマボッスも悪くありません。2株ほど、まだ、きれいに花を咲かせていました。雨に濡れてしっとりとした白い花が、葉っぱの緑色に映えてなかなかの味わいです。和賀江嶋では、雨などまったく関係ないようにクボガイ、スガイ、イシダタミガイなどが日常を繰り広げていました。

Photo_5 ★さて、今日の貝はこちら、特大のイワガキです。特大のイワガキは海が大荒れになった後などにゴロゴロと打ち上げられたりしますが、今日は雨は強いものの、風はほとんどありませんでした。でもこの個体を含め、豆腐川の東で2つほど見つけました。ちなみに、祖師ヶ谷大蔵の「はく」でもイワガキのシーズンに入りました。「はく」は金沢家庭料理の店なので、能登産のイワガキです。海女さんが数十メートルも潜って採ってくるとか。そりゃあ、もう美味しいったらないので、毎回頼んでしまいます。おかみさんは縦半分に切って、紅葉おろしを乗せて出してくれるのですが、その大きいこと!半分を口に含むと、口の中がいっぱいになって話すこともできないくらい(いつの間にか打ち上げ貝とまったく関係ない話になってしまった)。

Photo_6 という訳で今日の収穫はこちら。久しぶりに、とてもきれいなウチヤマタマツバキが拾えました。そして、少しというか大分くたびれたハツユキダカラ。オマケは「瀬297」の統制陶器です。

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2013年6月 9日 (日)

ワスレガイ

1306091_2  1306092_2 1_4 ★今日の材木座:昨日無理して海に出たせいか、今日は体調が優れず、午前中はひたすら眠っていました。午後、少し回復してきたので、ちょっとだけ和賀江島まで一往復。今日は近所の五所神社の祭礼で、ちょうど海中渡御が行われている最中でした。

2_5 1_6 ★今日の打上げ帯:打上げ帯といっても、満潮が近づいてくる時間帯だったので、汀線沿いに歩いたという感じです。貝類はあまり見当たりません。どっちかというと、ウインドサーフィンの方が多いくらい・・・って、そんな訳ないか。

Photo_4 キンセンガニ。池田先生の話では、生物学御研究所編の「相模湾産蟹類」にはアミメキンセンガニが掲載されているそうですが、先生はいまだに目にしたことがないそうです。そのお話を伺ってから、キンセンガニを見つけると必ずひっくり返しているのですが、私もいまだに見つけたことがありません。

Photo_6 ムチモ。材木座では、あまり目にする機会が多くはない海藻です。今日はシーズン中のヒジキに混じって打ち上げられていました。拾い上げてみると、茎が丸く弾力に満ちていて、先がだんだん細くなっています。まったくムチモとはうまくつけた名前だなぁ、と思います。

Photo_7 ハマボッス。ハマダイコンは、もうほとんど花が終わって、種がたくさんついていますが、ハマボッスの花もそろそろ終わりですね。種もずいぶんと大きくなってきています。ハマボッスは以前は材木座になかったような気がします。増えてきたのは最近じゃないでしょうか。イワダレソウやハマボッス、材木座の植生も少しずつ変化しているようです。

Photo_8 ★今日の貝:ワスレガイの生貝が見つかりました。海に放り投げて帰してあげました。ワスレガイについては、以前も書いたしHPの方にも掲載していますが、万葉集に歌われている「忘れ貝」は現在のワスレガイとは違うようです。万葉集には「忘れ草」という草もでてきます。こちらはヤブカンゾウの古名のようです。「忘れ貝」や「忘れ草」、なんと万葉集は情緒に満ちているのでしょう。

Photo_9 という訳で、ほんのちょっとだけ、30分程度の散歩でした。浜では区画割りなど、海の家の準備が始まっています。由比ヶ浜の方は既に建築に入っているところもあります。いよいよ、海水浴シーズン到来という感じですが、先日山田さんに伺った話では、例年6月末に実施していた海開き、今年は7月初めになるそうです。

Photo_10 さて、ここでお知らせです。我が相模貝類研究談話会では、6月23日(日)に例会として、由比ヶ浜から材木座海岸を歩き、打ち上げ貝を採取します。会員制は廃止したので、どなたでも遠慮なく参加できます。わからない貝なども詳しい会員さんに聞くことができますよ。私も体調と相談ですが、参加する気満々でいます。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。詳しくは画像をご覧ください。

例会当日の23日は、スーパームーン&ストロベリームーン(ローズムーン)に当たりますね。貝の打上げももちろんですが、当日のお月様も楽しみです!(^^)!

 

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2013年6月 8日 (土)

イトカケゴウナ

1306081  1306082 1306083 ★今朝の材木座:実は今日はあまり体調が良くなかったのですが、せっかくの潮周りなので、ほんのちょっとだけ和賀江嶋に探検に出かけてみました。

3 2 1 ★そんな訳で、打ち上げ帯も和賀江嶋に行く途中の様子しか撮っていません。でも貝の打ち上げ帯が多少できていて、じっくり探すと少しは微小貝も見つかったかも知れません。

Photo Photo_2 Photo_3 和賀江嶋でも、軍手を忘れてしまった関係で、あまり探検できなかったのですが(探検しすぎると、指先がザクロのようになってしまいます←平山蘆江の怪談調の表現ですね^^)、それでもそ~っと転石をひっくり返すと、色々な生き物が見つかります。ヒライソガニ、クモガニ科の赤ちゃん、ナナツデヒトデ^^

Photo_4 Photo_5 Photo_7 貝類も、スガイ、イシダタミガイ、ホソウミニナなど、ゴロゴロといるものから、触角を出しているオオヘビガイ、そして石をひっくり返すとイソニナ、ケハダヒザラガイなど常連さんたち。ヒラスカシの生貝は初めてかも。

1_3 2_2 そして見つけた今日の貝はこちら、イトカケゴウナ。なかなか微小貝が転石にくっ付いているところは、老眼鏡の身で見つけるのは一苦労ですが、こんな貝が見つかると嬉しくなってしまいます^^

Photo_8 海にいたのは、ほんの30分くらいなのですが、急に怪しい雲がやってきました。結果的に雨は降りませんでしたが、天気予報の告げるとおり、大気が不安定になっているようです。あ、そうそう、天気予報の「予報」の意味ですが、以前、気象キャスターの岩谷忠幸さんに伺ったところでは、「予め報じる」ではなく「予想して報じる」ということだそうです。

Photo_9 さて、こっから先は、私の愚痴というか、戯言というか。まあそんなものですので、お気に召さなければ、飛ばしてください。

先日、政府が鎌倉の世界遺産登録申請を取り下げましたね。
正直な話をすると、最初にはっきり言っておきますが、鎌倉が世界遺産になろうがなるまいが私としてはどっちでもいいんです。
「武家の古都」を標榜して、鎌倉の歴史的な価値を世界に訴えたいというのは、それはそれで素晴らしいことだと思います。ただ、私は鎌倉の自然が好きなので、例えば和賀江嶋も世界遺産登録に向けた重要な歴史的価値のあるパーツの一つであるという鎌倉市の主張に対して逆らうつもりはありませんが、できることなら、和賀江嶋の自然にも目を向けてもらえたら嬉しいなぁ、と思う程度です。
一つ気になるのは、先日も触れましたが、腰越・由比ヶ浜・材木座の命名権を売りに出したという事実です。幸い今回は豊島屋さんが買い取ってくださいましたが、片方では「武家の古都」として「鎌倉の歴史」を世界に訴えつつ、もう片方では地名という由緒ある歴史をないがしろに扱うという行為に疑問を感じます。
「地名」というのは、何たらスタジアムとか、何たら公会堂とは訳が違います。例えば我が材木座だって、その昔、「材木」を商っていた「座」があったことからつけられた地名です。その由緒ある地名を売りに出すことと歴史を大切にすることが相通じるものとはどうしても思えません。
和賀江島がパーツの一つとして世界遺産に登録された際、その重要なパーツがヤフー海岸や楽天海岸(ヤフーさんや楽天さんに個人的な恨みはありませんよ、むしろお世話になっているくらいですから。念のため)にあるというのはいかがなものでしょうか。
いっちゃあ何ですが、こういうことだから世界遺産登録に対する熱意が通じなかったのかも知れませんね。
何よりも、世界遺産登録を目指して熱心に活動してこられた方々に対して失礼だと思うし、やっていることに一貫性が感じられないと思うのは私だけでしょうか。

まあ、先日の和賀江嶋清掃に関しても、前石渡市長は長靴を履いて、作業する気満々で登場し、実際に汗をかきながらゴミと格闘していらっしゃいましたが、今の市長の何とかいう名前の人(忘れちゃった、何しろどうでもいいと思っているので)はスーツで来て挨拶だけしてさっさと帰っちゃった様な気が(違っていたらごめんなさいね~)。

そんなところにも、現在の鎌倉市の姿勢が表れているように感じてしまいました。

それにしても最近、文句や愚痴が多いなぁ、俺。気を付けようっと。

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2013年6月 2日 (日)

フスマガイ

1306021  1306022_2 1306023_4 ★今朝の材木座: 梅雨だというのに、今日も富士山が顔を出してくれました。一番左の写真では分かりにくいのですが、真ん中のを見ていただくと、冠雪した富士山がうっすらと見て取れます。

3 Photo 1 ★今日の打上げ帯:昨日といい、今日といい、小さい石(最初に“いし”と入力して変換したら、いきなり“縊死”がでてきた、あ~、びっくりした。なんちゅうパソコンじゃ) や細かい貝殻で打ち上げ帯ができています。

1_2 2 昨日も結構打ち上げられていたのですが、今日もワカメがところどころに見受けられました。この時期までワカメが打ち上げられるのは、とても珍しいですね。といっても、既に6月。もう茹でても硬くて、食べるのはあまりお勧めできません。

Photo_2 Photo_3 Photo_5 和賀江嶋に近づくと、見慣れない鳥が。コシアカツバメです。数年前の「鎌倉朝日」に、確か日本野鳥の会の方だったと記憶していますが、鎌倉では既に見られなくなっていると書いていました。でも、池さんのHPにはしっかり掲載されていたので、池さんに伺ったところ、数はかなり減っているが、まだちゃんと鎌倉でも見ることができますというお答えでした。

その次の回の鎌倉朝日には、やはり別の方から投書があり、「鎌倉市の一部で見ることができると訂正します」という記事が出ていました。書かれたのは現役から退いた方か、その道の大家の方かも知れませんが、鎌倉市の現情をご存知なかったようです。

以前、池田先生が、どんなに偉い先生でも、一日ちらっと見ただけでは海岸の様子が分かるはずがない、それをちょっと見ただけで知ったような顔をして書くのはおかしい、というようなことをおっしゃっていました。このブログをご覧くださっている方ならご承知でしょうが、海岸の様子は毎日変わります。貝が多い日もあれば、まったく打ち上げられない日もあります。そういう意味で、池田先生のおっしゃることは正論だし、本当に観察には継続が大切だなと心から思います。あっ、そうそう、昨日のカニですが、池田先生に見ていただいたところ、ごく普通のベニツケガニだそうです。大変失礼いたしましたm(_ _)m

ちなみにコシアカツバメの写真は、先ほどの池さんのリンクを開いて「季節のたより」をご覧いただくと、池さんが5月21日に撮影されたばかりの、とっても素晴らしいコシアカツバメの写真をご覧いただくことができます。そして、今回私が撮影した場所も、池さんの撮影場所も、鎌倉朝日でコシアカツバメが見られるとされた市内の一部地域とはまったく関係ない場所であることを申し添えます。

Photo_6 2_2 3_2 滑川河口に行くと、スナガニ君たちが活動を始めたようで、所々に巣穴が開いていました。対岸を見ると、由比ヶ浜では、早くも海の家の建設が始まっていました。

Photo_8 先日、鎌倉市がこの由比ヶ浜・材木座・腰越の命名権を売りに出しました。なんという無茶苦茶なことをするのだろうと思っていたのですが、昨日山田さんに伺ったところでは、海岸の維持費に毎年4千万円ほどかかるとか。市としてはそれを何とかしたいということのようです。今回は、鳩サブレーの豊島屋さんが買い取ってくださり、10年間の契約で毎年1,200万円ずつ支払うとのこと。しかも、鳩サブレー海岸(!)などにするのではなく、海岸の名は当面今のままにし、地元住民の意見で決定するということです。山田さんもヤフー海岸なんかになったら困る、と笑っていらっしゃいましたが、それにしても、10年間なんの見返りもなく1,200万円もの大金を払う豊島屋さんの心意気の素晴らしさ、さすが江戸っ子!(の訳ないですね^^)
だけど気になるのは4,000万の内訳、まさか、かながわ環境美化財団に重機清掃の委託料で払っているなんてことはないんでしょうね?

まあ、何があっても私にとっては材木座は材木座。歴史がわかる由緒ある地名です。某鉄道会社が先日「業平橋駅」を「東京スカイツリー駅」にしてしまいましたが、地名にはそれぞれ歴史が刻まれており、それを無視して商売の道具にするなどというのは、歴史に対する冒涜以外の何物でもないと私としては思うのですが、いかがでしょうか?今日は余計な理屈っぽいことをいろいろと書いてしまいました。所詮私のたわごとですからお耳障りでしたら無視してください。

Photo_10 ★さて、今日の貝ですがフスマガイを取り上げてみました。まあ、なんと地味~な貝ですね。ふくらみが強い上にとても薄く、非常に脆い貝なので、取扱注意です。風が吹いた後など、滑川近くに結構打ち上げられていたものですが、最近はめっきり見る機会が減ってしまいました。とても残念です。

Photo_11  ★そして今日の収穫はこちら、フスマガイ、イソシジミ×4(内、合弁1)、ベンケイガイ×4、マツヤマワスレ×8、タマキガイ、アズマニシキ×2、チャイロキヌタ、メダカラ、オオモモノハナガイ×4、ナデシコガイ、そして謎の円盤UFO(←だから、年が分かるから、そういう言い方はやめなさいって!)

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2013年6月 1日 (土)

ベニバイ

1306011    0306012 Photo_2 ★今朝の材木座:関東地方は、昨日、例年より10日ほど早く梅雨入り宣言が出されましたが、今日の午前中は、梅雨の晴れ間で、「スカッとさわやか」(年がバレる表現だこと)な青空が広がり、豆腐川にはボラの赤ちゃんがいっぱい。歩いていたら、山田海人さんが、横浜国大附属中の生徒を連れて、ビーチコーミングのクラブ活動の実習をなさっていらっしゃったので、後から合流させていただきました。私も人のことは言えませんが山田さんは、かなり体調を崩していらっしゃったようで、先日まで入院し、手術なさったとのこと。くれぐれもお体を大切になさってください。

Photo_3 Photo_4 Photo_5 浜に出ると、歩き始める間もなくMさんにつかまってしまい、いい本があるからと漁師小屋に連れ込まれてしまいました。そして見せていただいたのがこの本。う~む、さすがワールド・モスト・ビューティフルです^^

Photo_7 Photo_8 Photo_10 ★今朝の打上げ帯:和賀江嶋近くに行くに従い、小さめの貝が筋状に打ち上げられていて、微小貝なども拾うことができました。もちろんAさんからいただいたAさんお手製のピンセット使用です。

Photo_34 Photo_35 Photo_36 ザクロガイ、シロハリゴウナ、コシイノミガイ、キクコザラなど、久しぶりに見る微小貝たち。お久しぶり~!中に混じってアメフラシの殻も打ち上げられていました。

Photo_15 Photo_16 Photo_17 生き物系も結構打ち上げられていて、サンショウウニやヒイラギ、そしてスジイカまで。山田さんによると、スジイカはとても美味しいそうです。まず市場では見かけませんね。打ち上げられることもめったにありませんが、JAMSTEC(海洋研究開発機構)に長年お勤めされていた山田さんならではのお話です。

Photo_18 こんなカニも見つけました。たぶん、ツブワタリイシガニというヤツじゃないかと思うのですが・・・。だとすると、私が材木座で見つけたのは初めてです。池田先生に伺ってみることにします。もう、カニだけでも60種類以上この材木座海岸で見つけています。あらためて、材木座の海の懐の深さを感じますね。

Photo_19 Photo_20 Photo_21 一昨日の風で打ち上げられたと思われるカツオノエボシや中国物、韓国物なども結構ありましたが、紫色の貝や南方系の種子は残念ながら見つかりませんでした。

Photo_24 ★今日の貝: というところで今日の貝ですが、こちら、ベニバイを選ばせていただきました。何故かって?だって好きなんですよ、ベニバイ。殻高3.75㎜。小っちゃいですね。でもこんなに小っちゃいのに鮮やかな紅色で存在感を主張します。微小貝を拾ったのも久しぶりなら、ベニバイを拾ったのも久しぶりです。

Photo_29  Photo_27 Photo_31 ★今日の収穫:なんといっても光っているのは二つのベニガイですね。一つは赤ちゃんですが、ほんの少し破損しています。もう一つは、成貝の先っぽの部分。赤ちゃんと成貝と両方拾えるということは、まだまだ材木座でもベニガイが元気な 証拠です^^とっても嬉しい!そんな訳で拾った貝は、

ナミガイ(よく見ると、貝が二重に重なっているフリークです)、マツヤマワスレ×2、イソシジミ合弁×2、カモジガイ、スダレガイ、ベンケイガイ×4、ミタマキガイ、メダカラ×7、チャイロキヌタ×6、ハイガイ、キクノハナガイ×2、コゲチャタケ×2、キヌザルガイ、ニシキガイ、アズマニシキ、ナデシコガイ×3、オオモモノハナガイ×10(内、合弁1)、ベニガイ×2、クサイロアオガイ、キクコザラ、サンショウガイ、ザクロガイ×2、シロハリゴウナ、スカシガイ、ゲンロクソデガイ、コシイノミガイ×2。久しぶりの大漁です^^

Photo_32 今日拾った貝の最初に書いたナミガイ(白ミル)ですが、今週「はく」で食べちゃいました。先週「吉池」で売っているのを見て、「よ~し、『はく』で食べよう」と決めちゃってたんです。しこしこコリコリでと~っても美味しかったですよ~^^
その「はく」のおかみさんのおすすめ本がこちら。女将さんは著者ご本人から頂いたそうで、私には貸して下さるとおっしゃったんですが、恐れ多くてもったいなくて、アマゾンで買いました。ジャズ・ドラマー、ジミー・原田さんの生涯を描いた本です。

ジミー・原田さんは、私がまだ若い頃、オールドボーイズ・オールスターズというバンドでドラムを叩いている姿を何回かテレビで見たことがあります。60代、70代になってもドラムを叩き続けるその姿がとってもかっこよく、私もあんな風になれたらなぁ、と思っていました。一種目標としてきた方です。でも、そう思っているうちに、私もその年齢がだんだん近づいてきました。今年2月にやった新宿のライブで、久しぶりに人前でドラムを叩きましたが、やはり最高の気分でした。

さて、本の内容ですが、私風情がいうのもおこがましいし、生意気を重々承知の上で言いますが、音楽に対する姿勢というか、練習するときの気持ちや、違う仲間とセッションすることで成長できる素晴らしさなど、共感できるところがたくさんあって、とっても面白かったです。「はく」のおかみさん、いい本を紹介してくださってありがとうございましたm(_ _)m

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