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2013年7月14日 (日)

エガイ

1307141 1307142_2 1307143 ★今朝の材木座:諸般の事情で7時前に出勤(?)です^^既に浜は、サーファーさんたちと海水浴客の受け入れ準備をする海の家のスタッフで賑わっています。江の島が遠くにぼんやり(by夏をあきらめて)とかすんで見えています。体調も今一つだし、素直に「あきらめて」今日歩くのはは和賀江嶋近くだけにしておうっと。ビーチパラソルと人出を見ただけでめげちゃいました。m(_ _)m

3 2 1_2 ★今朝の打上げ帯: といっても豆腐川の東側しか見ていませんが、ほぼ満潮の時間帯なので貝の打上げ帯などは見られません。でも干潮の時間帯は、海水浴客で賑わう浜辺になってしまうし、その中を歩くのは私としてはちょっとつらい。で、打ち上げの方ですが、和賀江嶋近くにはカジメがたくさん打ち上げられていました。

Photo カジメに混じっていくつも打ち上げられていたのがこちら、ヘラヤハズという海藻です。いままで、材木座でこの仲間のヤハズグサというのは見つけていたのですが、ヘラヤハズは初めて見つけました。まあ、私のいい加減な観察ですからあてにはなりませんが、でも私にとっては初物です。これだけでも海に出た甲斐があったというものですね。

3_2 2_2 Photo_3 カジメの根っこ3態。一番左は通常の根っこ、波に普通に引きはがされた感じですね。真ん中は泥岩のところに生えていたものと見えて、泥岩を抱え込んだままです。根っこの周囲にも泥岩がまとわりついていたのかも知れませんが、打ち上げられる途中で転がって周囲をお掃除されたのでしょう。ちょっと見には泥岩を鷲掴みしたように見えて面白いです^^一番右は、時々見かけるウチムラサキを抱え込んだ根っこ。ウチムラサキ自体は磯混じりの砂泥底に住んでいるので、不思議はないといえばないのですが、それでもやはり一瞬「何で?」って思っちゃいます。

カジメは食用になるのですが、この辺りの人でカジメを拾って歩く人はあまり見かけませんね。漢字で書くと「搗布」。素直に「かじめ」と読むのは難しいですね。「搗」という字には「かち合う」という意味があるそうですから、密集して生えている様子を名前としたのかも知れません。個人的には「搗」という漢字を見ると、古今亭志ん朝師匠の「搗屋幸兵衛」(こっちは「つきやこうべえ」と読みます)が思い出されて懐かしく・・・。閑話休題。

カジメとよく似た海藻にアラメがあります。カジメは茎が一本ですが、アラメは途中から二又に分かれます。

漢字で書くと荒布と書いてアラメ。「布」を「メ」と読ませるのは「若布(ワカメ)」といっしょですね。昔は日本橋小網町の神田川に「荒布橋」という橋が架かっていたそうです。時代小説などを読んでいると時々「荒布橋」の名前が出てきます。
魚河岸が築地に来る前は日本橋にあったくらいですから、海に関係する名前の橋があるのもうなずけますね。

Photo_4 ★さて、今日の貝はこちら、エガイを取り上げてみました。サルボウや赤貝の仲間ですが、生態は全く違って、サルボウや赤貝が砂泥底に住むのに対し、エガイは足糸で岩礁にくっ付いています。ですから昨日のように海が荒れた後、カジメが大量に打ち上げられる今日のような日に見つけやすいのでしょうね。漢字で書くと「江貝」。この貝も先日のワスレガイのように、昔「江貝」と呼ばれていた貝と今エガイと呼んでいる貝とは別物らしいです。

Photo_5 という訳で、今日の収穫は無し。でも寂しいのでコマツヨイグサの写真を載せてみました。富士山が世界文化遺産に登録されましたが、太宰治が「富嶽百景」のなかで「富士には月見草がよく似合う」と書いたのは本物の月見草ではなく、待宵草だという話がありますね。太宰治も鎌倉と縁(ゆかり)がない訳じゃなし、という訳で今日はこの写真でお別れします。では。

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