« ナミマガシワ | トップページ | エガイ »

2013年7月13日 (土)

ホシキヌタ

1307131 1307132 1307133 ★今朝の材木座:浜全体が靄につつまれていて、ぼんやりしています。江の島も完全に靄の向こうで見えません。台風7号のせいで波が高いので、朝5時だというのに海の中はサーファーの方々で賑わっていますが、浜は散歩する人がいる程度です。滑川河口の重機はいったい何をしているのが分かりませんが、あの辺りにはスナガニの仲間がいっぱいいるのになー。みんな無事だといいけどなー・・・。

3 2 1 ★今朝の打上げ帯:もう海開きしたのでこの状態です。しょうがない、豆腐川の東、しかも和賀江嶋よりの少しのスペースに賭けるしかありませんね。それにしても、これだけ重機があると、海水浴場なのか工事現場なのか分からなくなるな~。

Photo Photo_2 Photo_3 そんな中でも生き物系はそれなりに見つかりました。ゴマサバ、カラカラに干からびたマツカサウオ、スカシカシパンの欠片。特にスカシカシパンの欠片はこのところほとんど見ていなかったので、ちょっと嬉しい発見です。

Photo_4 そんなことを考えながら浜を歩いていたら、突然目の前にニイニイゼミが降ってきて、羽をパタパタッとさせたかと思ったら、そのまま息絶えました。死は命あるものの定めとはいえ、やはり厳かなものですね。昨日、知り合いが亡くなって、かみさんが告別式に行ってきましたが、ほぼ同年代の仲間がこのところ2人続けて亡くなってしまいました。私もそのうち死を身近に感じることになるのでしょうが、できるだけ素直に受け入れたいと思っています。

Photo_5 ★少し話が暗くなってしまいました。ゴメンナサイ。という訳で今日の貝はなんと少し若い(人間に例えると「青年」くらいかな?)ホシキヌタ。こんなにきれいなホシキヌタは久しぶりです。きっとエマさんの祈りが早速Neptune(お笑いタレントではありませんよ、念のため)に届いたに違いありません。エマさん、Thank you for your force!

3_2 2_2 1_2 ところで、先週のナミマガシワの発色の話の続きですが、今日も3色が打ち上げられていました。実はあの後、千葉県立中央博物館の上席研究員、黒住耐二先生に電話してお話を伺いました。黒住先生とは仕事でお知り合いになることができて、以後たまにわからないことなどを問い合わせさせていただいたりしております。ゲッチョ先生こと盛口満先生の本にも登場するのでご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょうし、いまさらご紹介する必要もないかもしれませんが・・・。それで、黒住先生の話によると、ナミマガシワは発色できる色が決まっているのではないかとのことです。でも、色がついている理由は不明だそうです。黒住先生は、イモガイを例えに挙げて説明したくださいました。イモガイ類は基本的に砂の中に住んでいます。つまり、あの多彩な模様は捕食者から逃れるためではないということです。とすると、やはりイモガイ類の模様の理由も謎なのだそうです。生き物の世界は不思議がいっぱいですね!だから楽しくって、やめられません^^

Photo_6 ★という訳で、今日の収穫はこちら。ホシキヌタとカモジガイ2つ。そして久しぶりのカワラケです。このカワラケの高台を見てください。使い捨てを前提とした雑な作りが何ともいいじゃありませんか^^うーん、いい仕事してますねー。

|

« ナミマガシワ | トップページ | エガイ »