« ワスレイソシジミ | トップページ | ウズイチモンジ »

2015年5月 4日 (月)

ワスレイソシジミのこと

1505041505042Photo★今朝の材木座:雲が少し邪魔をしていますが、富士山を拝むことができました。赤潮は、今日は風向きの関係で、由比ヶ浜寄りになっているようです。3枚目の写真をご覧ください。途中から海の色が変わっているのがお分かりいただけますでしょうか。

Photo_2さて、昨日のワスレイソシジミの続きを少しばかり。
現在、アケミ貝という名でクロダイの餌として釣具屋さんで売っているワスレイソシジミは、ほとんどが中国・韓国からの輸入物という話を聴いたことがあります。

以前、しおさい博物館の池田元館長に伺った話では、ハマグリもシナハマグリとの自然交配で、ハマグリとシナハマグリとの中間的な個体が出てきているということでした。

シナハマグリは本来、日本には生息していなかった外来種です。
環境省でも、外来生物法の要注意外来生物として指定しているし、日本生態学会の侵略的外来種ワースト100に選定されてもいます。

心配なのは、同じことがイソシジミとワスレイソシジミの間にも起きないのだろうかということですね。このあたり、また機会を見つけて黒住先生に伺ってみたいテーマです。

帰化植物の一つにセイタカアワダチソウがありますが、本来3~4mにもなる高さのセイタカアワダチソウが、在来植物に押されて、輸入当時よりずっと高さが小さくなっているという論文を読んだことがあります。セイタカアワダチソウも外来生物法の要注意外来生物として指定されているし、日本生態学会の侵略的外来種ワースト100に選定されてもいます。

同じようなことが貝の世界でも起きないとは限らないし、何があるか分かりませんね。
いずれにしても、今後も引き続き注目していきたい貝の一つです。

黒住先生には、ずっと疑問に思っていた、もう一つの質問をさせていただきました。
なぜ、突然増殖する貝があるのか、そして翌年は、また以前の状態に戻ってしまうのはなぜか。

この答えはとても難しいそうです。ただ、自然の何らかの条件が、その種類に有利に働いたときにそういう現象が起きるのではないかとのことでした。
例えば、大雨で河川から大量の雨水が流れ込んだとすると、その雨水の中に、固有の種の食料となりうるプランクトンが含まれていたりとか。

う~む、さすが主任上席研究員、とても勉強になりました。こういう先生とお知り合いに慣れたのは、本当に幸せなことです。

という訳で、今日はお墓参りに千葉まで出かけますため、これにて失礼つかまつります。

|

« ワスレイソシジミ | トップページ | ウズイチモンジ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/84002/59865688

この記事へのトラックバック一覧です: ワスレイソシジミのこと:

« ワスレイソシジミ | トップページ | ウズイチモンジ »